「お前にとってはな 短編」を含む小説

感情により重力を発生させる少女が地球にやってきた！ 少女が泣きそうになると時間の流れが止まってしまう！ 大泣きすると地球消滅？！ 第１話　はじまして、結婚しよっ！ 　重力少女が…

　日常に飽き飽きし、ナイフを握った私。しかし殺そうとした相手は普通の存在ではなく、非日常の世界へと呑み込まれていく。

ネムレスは、ある日に突然前世の記憶を思い出した。 その記憶は辛く惨めで悲しいものだったが、生まれ変わった現在は、魔法が存在する異世界で誰もが羨む貴族――ルオーバー家の次男となっ…

「俺はお前が好きだ」と、幼馴染が蛙に想い人を重ねて告白していた。それが意地悪な質問だとわかっていたのに、シュールな光景に思わず「本人に直接告白しないの？」と笑ってしまう。私は彼の…

　勇者パーティーの一員である冒険者・アントニオはある日、 勇者にしてパーティーのリーダー・エスターからパーティー追放を言い渡される。 　追放を言い渡されたことで、却って肩の荷が…

全４話。 クリスマスから新年にかけて、親戚が集まってコテージで過ごすのが毎年の恒例だった。大人は大人で語り合い、子どもは子どもで集まって遊ぶ。俺はちょうどその中間の年齢。サンタを…

密教の護摩より生まれた火の神・火神（アグニ）は、荒野で煩悩塗れの青年・ジャラルと出会い、彼を贄とする。 ◆自主企画「偽教授神饌杯」、「もももの庭の物語」に寄せて書きました。

Twitterで画像としてあげた短編や掌編をまとめています。読み返したくなるような、味わい深い文章を目指しています。 1「四番目の女」1211字 私は貴方だけを考えているのに、…

戦士タリアテッレはある日寿命が伸びる薬を買い、パーティメンバーの召喚士ドルチェに見せびらかす。 「お前また騙されただろ」 ★コレクション：ファンタジー・現代ファンタジー集

貴族の使用人のジェシカは、仕える令嬢──アンネマリーに誘惑されている事に気づく。 幼い頃から世話をしたアンネマリーを無下にしたくはない。 だけども鞭打ちは恐ろしい。 そして、…

点滅する街灯には虫が群がっていた。夜道の、更に暗がりの向こうに。サングラスを着けたスース姿の女が立っていた。「なんだお前は。俺は今、博打で大損して機嫌が悪いんだ。勧誘なら他をあた…

一日でいなくなる転校生と、それに振り回される主人公の話。

蒲生夏惟は、音大附属高のしがない雇われピアノ講師。 指導にさしたる情熱もなく、ただなんとなく毎日を過ごしていた。 そんなときピアノ専攻の新入生として入学してきた藤森結。 ヴァイオ…

「せ・ん・ぱ・い！　お久しぶりです！」「お前など呼んでない！」 太陽系警備隊員、サダミツ・キョウゴクとトキヒコ・トリイは哨戒艇「タイタン」の先輩後輩コンビだが、サダミツはいつも自…

連載版です。短編小説の内容と一部異なります。 短編版と連載版とは、ある分岐点で枝分かれした世界観(いわゆるパラレルワールド)です。そのような視点でお読みいただくと、より楽しめる…

一白界談掲載作品　六十一話

かつて神童と呼ばれた主人公は一度の失敗で落ちぶれ、日々を怠惰に過ごしていた。 そんな主人公には美人で天才と言われている1個下の幼馴染がいる。 もう自分とは住む世界が違う…

僕はボロッボロだ。 過去は消えない。でも、 過去は消えないんだ。 忘れたい過去、忘れたくない過去。 人生って甘辛いな。

角川武蔵野文学賞向け作品。 玉川上水を作った玉川兄弟や名もなき役人達の苦労を簡単にお話口調で書いてみました。 玉川上水と言えば有名なあの方も出ます。 ところで現在の玉川上水…

【旧題：苦労性の騎士団長と訳あり下級騎士】下級騎士のオルフェは今日も上位階級の騎士から嫌がらせを受けていた……が、ノーダメージだった。甘味好きの訳あり騎士と、訳知り苦労性の騎士団…