SFのカッコいい物語なのですが、主人公の2人組がとても魅力的です。連星コンビと名乗る名バディ。登場人物たちも、最後まで読むとニヤッとしてしまう人たちでいっぱいです。ハラハラしながら自分も作品の中に入ったかのように一緒になって楽しめると思います。
「せ・ん・ぱ・い!」とうっとうしくつきまとう後輩の片想いかと思いきや、見事な名バディです。そして『一蓮托生』シリーズ、『自分、みぃつけた』から読んでいるととても贅沢なストーリーですね。名バディだけでなく、エラミスの悪女っぷり(?)も最高です。そしてどこか憎めない。この話では一番強烈で好きなキャラです。最後は続きを読みたくなるような余韻を残して、「せ・ん・ぱ・い」と思わずつぶやきつつ微笑んでしまいました。