「ハッピーエンドは」を含む小説

病室で横たわる老人は、望まれるがままに語る。 幼き頃に出会い、心を通わせた少年の話しを。 この世界に絶望し、星を渡った友のことを。 故・上原正三先生リスペクト。 旧作の転載です。

ミシェラは生贄として育てられている。 彼女が生まれた時から白い髪をしているという理由だけで。 生贄であるミシェラは、同じ人間として扱われず虐げ続けられてきた。 繰り返される苦痛…

大学からの帰り道、「お姉さん、暇なら遊ばない？」と声をかけられた。その声にびっくりして振り向いてしまった、だってその声の主は、どこからどうみても小学生女子だったから。 カクヨム…

公式自主企画「百合小説」参加短編その４。勢いで書いたやつ。甘さほぼなし、ハッピーエンドにあらず。シチュエーションそのものは恋愛漫画・小説あるある。同じシチュで別に一本、明るいのを…

　言いわけばかりのクズ男は、メスガキの後輩と男勝りでまっすぐな女戦士、そして陰キャで倫理観がぶっ壊れた美少女科学者に支えられ、大切な日常を手にする。 　上司の命令でダンジョン攻…

＊本編、番外編完結しました＊ 孤児院で育ったサラは、巫女見習いとして司祭不在の神殿と孤児院を一人で切り盛りしていた。 そんな孤児院の経営は厳しく、このままでは冬を越せないと考え…

平和な日常を送る涼介。しかし、妻の再就職を機に涼介の生活は激変する。 最愛の人との別れ、それを取り戻す戦い、そして再会。 その先に涼介達を待っているのは、本当に自分たちが追い求め…

リーフェは卒業式の後の夜会で、婚約者の王太子フィリップに、婚約破棄を宣言された。理由はリーフェが毒毒令嬢だからだという。 ちょっと思い付いた短編です。他サイトにも投稿しています。…

地元の学校が潰れ、王都で貴族の教育を受けるマローメ。 だが、顔と名前が同じ悪女と間違われ、クラスから無視され始める。 そんな彼女を助けようと、ジレット王子が友達になった。 そ…

三月は大学生活も落ち着いたので友人の紹介で家庭教師をはじめた。割もいいし自分に向いている、と調子に乗っていたらなんと生徒に告白されてしまう。 全く想定外だが成績が上がったご褒美に…

ブラック企業で働く男が、ある日最寄りの商店街に入っている古ぼけた本屋の前で立ち止まる。そこには『本のソムリエサービス有り〼（ます）』の貼り紙が。 興味を引かれた男がサービスをお願…

Terminus Flores & Florum Terminus（終界（ついざかい）の花、花たちの終点）シリーズのTerminus Flores サイドになります。 Termi…

チャイムがなり扉を開くとそこには、知らない黒髪で背の高いきれいな女性が立っていた。「久しぶり、大きくなったね」幼馴染と言い張る彼女と人間の共同生活が始まる。

四宮摩耶と三条千早。 小学校から幼馴染。女同士の仲良し二人組。 同じ中学校に進学したがクラスはずっと別々だった。 そのことが寂しくて。 大人になることに憧れて。 私たちは学校があ…

親から魔法の英才教育を受け育てられた主人公ダレルは難病で余命幾ばくもないと言われていた同い年の公爵令嬢シェリーを助けたことで、交流が始まる。 　シェリーもダレルも両思いでありなが…

☆　恋を知らない氷の令息（マルクス編）　 　王太子の側近であるマルクスは、自分の婚約者に想いを寄せている彼に婚約者を譲ると申し出る。 　それで良いと思っていたはずなのに、自分の気…

　平民のオードリ嬢の制服だけが、紺色のセーラーカラーと呼ばれる大きな襟に白いリボンを合わせたトップスで、紺色のプリーツスカートに紺色のハイソックスを合わせたボトムズであった。 　…

俺、北条悠馬（ほうじょうゆうま）は大学三年生にして、特技と呼べるものもない平凡な人間だ。 　 ただ、自慢できるとしたら、電車で隣の席で酔いつぶれている幼馴染。東条花梨（とうじょう…

大学一年生から二年生に上がる春休み、突然、恋人のミユの訃報を知らされる。 ミユと仲良くしてくれてありがとう、とミユの父親に電話越しで社交辞令のように告げられ、繋がりを断たれてしま…

私を追い出す?　この店を取り仕切っているのは私ですが、私が居なくなったらこの店潰れますよ?　本気いや正気ですか?　そうですか。それじゃお望み通り出て行ってあげます。後で後悔しても…