「短編(？) 恋愛」を含む小説

闇鍋に、何を入れますか？ 鍋を囲む面々が周囲を見回し怪しい笑みを浮かべながら思い思いの具材をぶち込んだ鍋を前に照明を消し、構えた箸でそっと触れたそれを口の中に含んだ時、どんな食感…

　私は、高校三年の卒業式前日、一瞬だけ、初恋のあの人と友達になった。 　まるで小説とかからの引用みたいだし、ほんとうに普遍的で嫌だけど、私は彼の笑った顔が世界で一番好きだったの…

ファミレスでアルバイトに勤しむあたし・庄子咲依（高２）。初恋の相手だったアイツ・棚橋洋一（高２）が突然アルバイト先に現れた。今カノに浮気されたから、復縁したいと言うけれど――当店…

私と君のあいだのテストみたいな関係

俺、鹿島ユウキは会社から心理カウンセラーとしての契約を切られ、無職へと追いやられた。そんな時に拾ってくれたのは美人社長令嬢の瀬戸田みほ。俺は彼女の父が経営する水族館の心理カウンセ…

商人の娘であるテレサは聖女になるための最終試験に臨んでいた。 幼馴染みでもある魔術師のマキアに手伝って貰いながら試験の練習をしていたのに…… 魔女に任じるってどういうこと！？ …

「うん、やくそくだよ。なにがあっても、わたしは――」 　おぼろげな記憶の中で、私は確かに約束をした。 　それから数年が経ち、私はひょんなことから家族と喧嘩をし、村人たちが『神域…

とある小さな町、国の首都から離れ、名物や有名人の出身でもない町だが、一つだけ自慢できることがあった。 それは、この町を守るヒーロー「フェニックス」がいること！ 何があってもこの「…

待ち合わせは午後。 少し早めに到着して、スマホを弄っていればミカが自転車を転がしながら現れた。 明るい髪色が眩しい。焼けた肌の色と相まって、まるで太陽の子供だ。 （高校生の夏、図…

これはきっと、些細な恋愛の物語。 とある男子高校生が宣言した。 想いを寄せる女子に告白すると。 その話を聞いた友人達は応援する。 恋愛は人それぞれにあり得る事。想うか、想われ…

　Vtuber【つじ みやび】様の配信内で企画された三題小説を清書した物。 　『X』の方で『＃ミヤビブリオ』で検索すると、他の方の書いた作品も出てくるので、興味のある方はそちらも…

就職で県外に出るか地元に残るか悩む『僕』に対して、父は昔の話を語り始める。 死んだとされている母は、実は家を出ていっただけだということ。 そして、父はかつて、雪女に会ったことがあ…

墨野園。超絶ブラックな児童養護施設。 ドロップアウトした不良とか行き場のない子どもが預けられる場所。 倫理観と道徳が死んだ場所で生きる。そんなゴミ捨て場みたいな施設で生きる人々の…

■□■ 　俺の名はシオン。 　元皇国軍竜騎士団第七船団所属、 　天才竜騎士にして天才外科医、三十七歳だ。 　休業中の竜鎧屋でもある。 　血塗られた過去を船団に置き去り、心…

始まりは戦国、元服したての若武者と、小さな姫の恋がきっかけだった。

「どうせ男に女の気持ちなんてわからないのよ！」 「俺ならわかるかもしれないぜ」 「またそんな適当なこと言って！　これだから男って信じられない！」 　そう叫んだ私の前で、彼は静かに…

登場人物 主人公　彼女　彼氏 5分で読み終わる

これは「潔癖症」の俺が、幼なじみの女子と触ったり触られたりしながら「潔癖症」を克服していく、じれったくも甘いラブコメである。 潔癖症の涼は、過去の出来事が原因で、恋愛に臆病にな…

500〜800文字の掌編オムニバス。1話完結型。前後に繋がりがないのでどの話からでも読めます。

『わたし』、帰宅途中でトラックに轢かれました。 死んだはずなのに思考できてる……？　あれれと思ったその時、右耳近くからイケボが聞こえてきて止まったはずの心臓がトゥンク。 まぶたを…