「恋愛 青春 短編」を含む小説

同じクラスの名波七瀬のことが、ぼくは嫌いだった。 進級すればクラスが変わる。そうすれば名波とも離れられる。 そう思っていたんだけれど、なぜか僕と七瀬はいつも同じクラスだ。

「で、あの子とシたことは？」 「多分ない」 「……多分？」 「他の子と混ざって記憶が微妙……」 「はぁ……」

　主人公である剣次（けんじ）には、昔から仲のいい幼馴染がいた。 　彼女の名前は琴美（ことみ）で、彼は昔から、溌剌とした性格の彼女のことが好きだった。 　そんな彼には、もう一人――…

望むだけだった好き。いつの間にか口先からあふれた好き。そして痛いくらい幸せな好き。 少女の恋模様を描いた心温まる短編恋愛作品。 KAC2023、第5回目のお題「筋肉」参加作品。

小説「笑われても、君が好き。」の番外編となる短編作品です。 一話ずつ完結するほのぼの日常恋愛小説です。どこから読んでも楽しめます。 登場人物には簡単な説明が入りますが、詳しくは…

私の初恋は小学校の時。相手は1つ上の先輩。そして私はストーカースキルを発動し高校まで追っかけてきた。って、怖っ私。というのは――伏せておいて。とにかく高校まで追いかけてきた。 そ…

キスをして来た癖に、翌日には何事もなかったかのように俺を無視した田辺。 恋愛には興味のなかった俺だったが、そんなことが起きれば嫌でも田辺が気になってしまうじゃないか。 KAC…

隣の席のこの女は。それはそれは真っ直ぐな目で、なんてことのない顔で。俺と視線がかち合った途端、確かに一言、零れ落としたのだ。間違いなく、俺に対して。「ぐちゃぐちゃ」──だと。

長く付き合っていた男女の恋愛が、終わる瞬間を描いています。恋愛において、なぜ女性は、こうも猛々しく、なぜ男性は、こうも女々しいのでしょうか？　ってな話です。

十年ぶりに好きだった子に再会した『ボク』は、胸に残る後悔を払拭するべく、あの頃告げられなかった想いを告げる――

エイプリルフールの日から23日後。4月24日に親友の白地 龍馬(しらち りゅうま)とメッセージアプリでやり取りをしていた時の話。 白地龍馬は俺の親友だ。中学一年生の後半から意…

高校三年の平田杏介には、義理の妹・夢香がいた。 黒のロングヘアには黒いリボン。 爪はいつも黒いネイルで染まっていた。 しかも巨乳スレンダー。 いわゆる地雷系女子であったが、学校で…

　友達以上、恋人未満…そんな関係を動かしたのは友人に誘われた合コンだったのかもしれない…。 現代、大学生の想い想われ、そんな短編小説。

夏鈴が足を踏み入れた新しい古本屋には、無地のページばかり綴じた「白い本」ばかりが並んでいた。 ノートではないのかと疑う夏鈴に、店員は「白い本であってノートではない」と言う。 促さ…

5月の蒸し暑い夕方。 放課後、先輩と寄り道をして休憩中。 自然を眺めていたら、先輩に虫が好きか質問された。 僕はそれに答えた。訊かれてない事までも。 それを聞いた先輩は何…

本屋に行った。 押し売りにあった。 ……恋が始まる。 ～KAC2023「お題：本屋」参加作品～

放課後に商店街の本屋で同級生の田辺が立ち読みしている姿を見かけた俺。 それから毎日のように立ち読みする田辺の姿を見かけるようになった俺は、何となく彼の読んでいる本が気になって……

行き慣れた本屋のガラス扉に、無常にもそれは貼られていた────。