君といた日々

不動のねこ

夏恋

 ある夕方の16:00

 僕は今、君が去ったあの頃を思い出していた、

 今はどうしてる何してると考えていた、

 記憶の中にあるあの甘い匂い

 そしてあの洒落た赤いカーディガンの服を、

 着た君の姿は、頭の中に残っている。

 

 僕「また君と一緒に過ごしたいな」

 僕「あの頃に戻ってあの桜の木の下でまた会おう」そう言えば良かったのに

 なぜ言えなかったのかと言い続けていて後悔して泣いていた。

 

 太鼓や笛の音が鳴り響く夏祭りの時

 君の素敵な浴衣姿に僕はホを赤く染めてた。

 君「ねぇねぇ早く屋台見に行こ!」

 僕「ほんじゃ行こか!」

 そう言って君と一緒に屋台を見に行った。

 

 君「たこ焼き食べたいな〜でも焼きそば食べたいな」

 僕「そんなに迷うなら両方買ってあげるよ」

 君「まじ!?ありがとう!」

 そして楽しい時間があっという間に終わりに近ずいてきた。

 君「もう少しで花火の時間だね…早く行こっか!」

 僕「そうだね、ほんじゃ行こっか!」

 僕達は花火会場に着いたそして、花火が打ち上げられた。

 それぞれ違う色の花火、違う形の花火

 そんな花火の音が僕の心に響いてく、

 ふと君の様子を見たら悲しそうな顔をしていて

 なにか言おうとしていたのだろうか。

 そして花火が終わった。

 

 君は何も無かったように笑いながら僕に言った。

 君「夏祭り終わったね!それじゃ帰ろっか!」

 そう君は涙の雫をぽつぽつと地面に

 落としながら言った。


 それから4年が経った

 君との夏祭りの思い出を眺めてたら、

 それ以外の思い出がフラッシュバックして

 僕はあの時の君のように涙の雫をぽつぽつと

 床に落として泣いていた日々を過ごしていた。


 そこから僕は立ち直りいつも通りの生活を過ごしていった。

 君とはもう会う事はないけど、 どこかで幸せになってくれたらいいなって思ってる。

 さようなら大好きだった人……

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君といた日々 不動のねこ @KUGAKOHAKU0

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