「後ろだ」を含む小説

　！！！ドン！！！ 「ぐっ…かはっ…！！」 　後ろから何かがぶつかる衝撃を受けたと思った瞬間、激しい痛みが背中を貫いた。 　 　な……に…？ 　ガクンと膝から崩れ落ち、その…

体に伝わる地面の感触に不快感を覚えて目を覚ませば、そこは薄暗い森の深部。自分の顔、名前、過去、現在地、何一つ分からないが、多少の知識はあるようだ。周囲を確認し、自分の状態を確認し…

※短歌の秋『光』投稿作品です。 思いつけば、ちまちまアップしていきます。

毎日勉強漬けの五十嵐　マサヤ16歳男は ある日の塾帰り知らないメッセージが スマホに届く、ミキという見ず知らずの差出人の名前と『後を向いて』いう文面 後ろを振り向くと少女ミキが立…

狂った様に。前も後ろも分からないほど深い快感を貪って、身体の奥に愛を注いで、思い知れば良い。2人だけの世界、これが俺とお前の初恋なんだと───。【噛み付いて、愛の証。-燈也編-】

17の春、心に残る恋をしました。 私の前に一人の教師が現れて、心をさらっていった。ヘラヘラと笑う人の良さそうな笑顔が最初は嫌いだったのに。 話す前から嫌いだと史織に決めつけら…

【「第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」応募作品】 二十五歳の小山内一郎は、半ば追い出される形で会社を辞めることになった。 心身ともに疲れ果てた彼の為に、仲間たちが計画してく…

～プロローグ～　 「もう少し早く言ってくれたら良かったのに。」 一度目に私を振った彼の言葉だ。 バイト先の社員だった彼を好きになったのは高校三年の春、 愛車はスカイライ…

東京の下町にあるアトリエ『悠彩堂』の店主であり、絵画修復家でもある桐嶋悠斗の元に、ある日メール便が届く。中には一部に傷がついたグスタフ・クリムトの油彩画の写真と、写真の絵を修復し…

かって浦上家の居城であった吉井川上流の天神山城の廃城で、十字架に磔にされることを捨丸は望んだ。 付き添い役が何故天神山城なのかをたずねると、捨丸は、そこで磔にされた新免伊賀守の嫡…

お題を元に文章を書くことに興味が出てきたとはいえ、テンタスクは厳しい… んんん…なんとかなった～♪ でも完成までに２日もかかってしまった。 しかも、余裕で2,000字を越えてしま…

　有名人の不倫、トラブル、スキャンダル。 　スターの裏側を暴く記者たちの、『前だけを見ていればいい』時代は終わった。 　彼らの後ろにも。 　同じく、記者の裏を暴こうとする記者が…

犬好きの高校二年生【安達美奈】は、後ろの席で寝てばかりいる素行の悪い不良生徒【相馬太晴】を起こす役割を、先生から押し付けられがちだ。 ある日、いつものように相馬を起こすと、寝ぼけ…

何に対しても誰に対しても、うがった目で物事を見て頭の中でそれらを論破して悦に浸る陰キャ高校生の牛島。 「全部しょうもないし、つまんねえ」。そんな退屈な日常を送っていた牛島の前に1…

心と身体が弱く……ずっと親の後ろに隠れてながら生きてきた主人公は、とある──との戦争がキッカケで戦うことになった。心も身体も弱い主人公は今まで守ってくれた大切な人を守る為に、弱さ…

音無京香はある日不良から助けてくれたクラスメイトの黒崎相馬に惚れていた。 彼と両想いだと勝手に勘違いした彼女は、彼にもっと好かれるために外堀を埋め、家族の中に入り込んでいくのだ…

俺、小野山浩介《おのやまこうすけ》はどこにでもいる普通の高校2年生。成績は平均、スポーツも特に得意じゃない。何かに突出するわけでもなく、学校内では「3軍男子」に分類されるような存…

【80PVありがとうございます！】 大学入学を控えた久遠伊織は、忙しい合間を縫って山を登り一つの祠を訪れていた。 その祠へ足を運ぶと一匹の子ぎつねが姿を見せる。 この子ぎつねと出…

君は、教室の後ろの席でよく絵を描いていた。 私の誘いを振り払って。それが、私には許せなかった。 君が『絵を描けなくなればいい』なんて。 願ってしまった。だからこれは──私への罰だ。

ヴァンデルレイはヒューマンの帝国の皇子。だが母がエルフであることから後宮や貴族たちからいじめられて育った。 だがある日、父である皇帝が暗殺されて崩御する。遺書にはなんとヴァンデル…