牛島の日常と転校生

何に対しても誰に対しても、うがった目で物事を見て頭の中でそれらを論破して悦に浸る陰キャ高校生の牛島。
「全部しょうもないし、つまんねえ」。そんな退屈な日常を送っていた牛島の前に1人の転校生が現れる。早見爽。
爽?この名前で顔が残念だった時のことを想像できない両親はバカなんじゃないか。そんなことを考えていると、爽は予想だにしないことを口にする。「僕は、人の心が読めます。そうだな、じゃあその後ろの方のオタクっぽい人!彼は『爽なんてスカした名前つける両親はアホだな。顔が残念だったらどうすんだよ』と考えています!」
尖った陰キャの日常は超能力者によって平穏を失いつつあった...