「噺」を含む小説

そうともオオカミはやってくる。我々自身の心の中から。

竹より産まれたる輝夜姫。彼女の下を訪れたは五人の貴族。姫は彼らそれぞれに難題を持ちかけます。 そして五人の貴族はそれぞれがインチキを行い、姫の出した難題を潜り抜けようとします。 …

『刻つ風とかける雪柳　早花咲月の刻』の最終話「クレープ祭り」後の小噺です。

「なあ、知っているかい。条件反射の小噺を」「知らないわ。なんの話？」カウンターの隅でカップルが話し込んでいる。

破戒無慚──仏の戒律を破りながら良心に恥じぬこと。 その言葉にちなみつけられた流浪の僧、名を無慚。行雲流水のごとく行脚する先々で起こる奇怪な事象に、奇妙な力をもった無慚が挑む噺。…

「性癖三題噺」という企画をツイッターでやったら、タグの三題を頂きましたので、それで小説を書きました。

世界には、2人きり。 『僕はただ、君の幸福を望んでいるだけ』 瞳に映し出される悍ましくも美しい物語は、やがて、姿を変える。

領主が居なくなった今、領民を守れるのは、領主に仕えるアマシロ家の者しかいない。 新しい島に移り住むことになり、新しい島でも破国主様を信仰するためにコトノハは、5つの魔石を集…

「ストーカーされてるんだよね。犯人探しに協力してくれない？」 ミネルヴァの正体を黙っててもらう代わりに、新川透のストーカーを見つける手伝いをすることになった莉子。 高校を辞め…

ふたりは夫婦になって、笑い声の絶えない家庭を築きました。 ご近所に慕われ、囃し歌が生まれました。あら、めでたやな！

その赤ずきん姿の少女は、叡智の代理人。証明の義務を負わずに「嘘の発言」を封じる権利を与えられた『探偵』称号持ち。 ▼ASMRノベルver.公開中 https://youtu.b…

田原総一朗、享年95歳 きっかり50年後、間宮凜太郎に現世に生まれ変わった。前世の記憶が蘇ったのは18歳の頃。そして、噺家としての道を歩み始める。 「なぜ、落語はおもしろいか…

KAC2022によせて書きました。お題は「日記」です。これまでのお題も混ぜて十一題噺にしました。

古い旅館で夜警の仕事をしている学生が、真夜中の訪問者に出くわす、本当にあった怖い噺。 実話でござんす。 お題：「真夜中」

　ある日、チャンチャカ帽子は丸っこいものをを見つけ、その光で色んなものを照らします。 　でも、その日からチャンチャカ帽子の友達にも影響が出て……。

　二十四時半のファミレスにやってきた女性・秋代。彼女は、男友達に何度も電話するが、中々取ってくれない。 　切羽詰まった秋代は、店内に唯一いた喪服姿の男性二人組に、あるお願いをする…

其の世界では、黒と赤は罪の色とされている。 かつて世界の均衡を崩した神々の持っていた色。罪の証。 だから、黒や赤の色彩を持って生まれてきた人間は忌み嫌われる。 賞金稼ぎであ…

『刻つ風とかける雪柳　早花咲月の刻』の第１話「家」以前の小噺です。

※この作品は作者がDX3rdで使用しているPC『白尾新太郎』の前日譚を描いたものです

月に一度とか、とにかく頻度極小であげていく予定です。 徒然に、詩のようなモノを書きます。 詩っていうのは、筆者がそう言えば、詩というモノだくらいの認識ですので、批判されても困…