「カクヨムコンテスト【短編】」を含む小説

　とある高校の放課後。サッカー部帰りの吉田は校舎からピアノの音色が聞こえてくるのに気がついた。偶然出会ったエクストリームアイロニング部の黒須に言われ、音楽室へ行くことに。そこには…

一人娘を溺愛している父親の二十八年間。 しかし娘が巣立つとき、気づけば妻との関係が希薄になっていて──

T駅の踏切りではとかく人身事故の発生率が高い。 その日も人事事故で足止めを食らった斎藤美波は、ひとまず疲れた体を休ませようと待合椅子に座ろうするが、椅子にはカセットテープが置いて…

電車の行ってしまった駅のホームには、私一人だけ。 自販機の稼働する音だけが、あたりに響いている。 そこに訪れるのは、一対の異形。 いずれ、シリーズ化しようとしてた短編です。 …

多種多様の人種が通う俺の学校は常に問題が起こっていた。言葉の壁って、本当にデカい。しかしなぜか万能宇宙語を話せるようになってしまった俺は生きるのものすべての言語を超えていく。本当…

私の娘は幼い頃から読み聞かせが大好きだった。気に入った本は何度も諳んじてみせてくれた。そのかわいらしさが私や妻の心を癒やしてくれた。 そんな娘が、急に本を手に取らなくなった。それ…

西暦2100年の日本。世間を揺るがす驚愕の単科大学が現れる。【国立防衛隊附属　ゲーム大学　ゲーム学部　ゲーム学科】学費無料、全寮制、食事給与制服支給、就職率100％、授業中はあら…

日本人形の千代は、主である玲司のことが大好き。ところがある日、玲司が美咲という女を家に連れてきた。 嫉妬深い千代は仲間の手を借りつつ、人形が使える不思議な術を駆使して美咲を追い出…

異界の駅に迷い込んだ少女と、そこに存在する案内人の話。 きさらぎ駅のような場所を舞台に書きたくなりました。雰囲気だけでも味わってもらえれば幸いです。

2024年、8月。お盆。 僕は、左目が見えなくなりました――。 カクヨムコンテスト10【短編】 エッセイ・ノンフィクション短編部門、参加作品。 ※カクヨムコン10【短編】中間…

近未来の日本は少子化の波に逆らえず、既存の学校は統廃合を繰り返し、次々と潰れる学校法人が続出した。そんな中、人類最後の超名門女子校　薔薇乙女大学附属　薔薇乙女学園高等部も定員割れ…

西暦2060年　少子高齢化で国力衰退の一途を辿り、経済発展を諦め世界から忘れ去られた日本。ロストジェネレーション世代以降が高齢者の中心となり、あらゆる生活環境が激変した中、独自の…

　高校二年の岸原翔太はトラックに轢かれて異世界に転生した――オークとして。 　近くの村の皆に恐れられる魔物、オークだったはずが、いつの間にか打ち解けて―― 　辺境の村でのハートフ…

今日、俺のクラスにやってきた転校生は、男子のように襟足を刈りあげたショートカットの、女子のように可愛い顔立ちの、学院指定の学ランを着た小柄な少年（？）だった。 いや、ここは歴(れ…

大場輝太郎という世紀の大アイドルがいた。彼は〝生涯みんなのアイドル〟という自身の生き方を貫いて死んだ。──これは彼のその死後、新たなアイドル誕生のお話である。 ※南雲　皋　様…

子どもの頃にした夢の約束、春樹の作ったステージで紗耶香が歌うというそれを果たすため、恋人とようやくなった二人は別れる決断をした。そして５年後、アイドル歌手を引退した紗耶香は元サヤ…

※俳優M.Sさんが巨大化して戦う某住宅CMからヒントを得たお話です。元がCMなので「考えるな感じろ」の精神で読んでください。 なお主人公のイメージをM.Sさんにするとより楽しめる…

魔王と恐れられた前世の記憶を持つ平民の少女は、かつての自分ととてもよく似たエルフの青年と出会う… これは、むかしむかし、と言う何処か懐かしい文句で始まる、人間の少女とエルフの…

　トルカ共和国と我が国であるカトルビア帝国との外交交渉によって結ばれるはずであった戦争回避の条約は打ち砕かれてしまった。 　そして戦争は始まることとなる。 　最後まで和平を求めた…