「すきま」を含む小説

告白の練習台になると言い出した親友こそが、私の好きな人だった。 私は女で、好きな人も女の子。 ずっと言うことさえできないと思っていた「すき」の言葉を伝える機会をもらった。

好きな人の家に行くことになった。 何故か弟と一緒に。 もしかして弟も彼女がすきなのか！？

2つの群れの雄と雌のニホンザルのボス同士・・・ 実は、コイビト同士！！ ふたりの合言葉は、 「風船だいすき！！」

男子ソフトテニス部の部長信也は可愛い部員達の為、にっくき女子ソフトテニス部の挑戦を受けて立つことに。常勝女子部に対して常敗男子部、限られたテニスコートの使用配分を巡って因縁の対決…

森の奥に住んでいる物語を食べる魔女のもとに集う6人の創作家。 彼らは、一人として同じ性質のものはなく、ただ共通することは創作家であるということだけ。 そんな彼らと、批評家である「…

精密な歯車も、「あそび(すきま)」がないと、回りません。

食事はいつから嗜好（すきなものだけたべること）になったんでしょうか。健康のための食事も選んでするならそれはやっぱり嗜好。 廃棄食糧のリサイクル（すてるたべものをブタのえさにするこ…

　目立たない科学部に所属している「僕」のちょっとしたつぶやき。 　なんだか緩い日常だけどその時間を楽しんでいる仲間たちはちょっと変わってるけど面白い。 　ちょっとしたすきま時間…

まわりのおとなはみんな、「ほんとうのじぶん」ってことばがすきだ。 わたしから「ほんとうのじぶん」をうばったくせに、よくそんなことがいえる。 わたしは、「ほんとうのじぶん」のみつ…

誰からも愛される妹だった。だからこれもきっと、当然の結果。私の婚約者も、妹を愛しただけのこと。 愛を拒む姉と愛を欲する妹の、認識の違いによるすれ違い。 姉は、妹が積み重ねてきた…

榊崎玲子は、幼稚園内のあらゆる怪事件（※ただし園児レベル）を快刀乱麻を断つが如く解決してきた、幼稚園生探偵である。

1941年、戦時中。癒しの力をもつ魔法少女である萌乃紀佳は、衛生兵として戦場へ向かった。負傷した兵士達へ治癒を施す紀佳だが、やがて兵士たちに『衛生兵』ではなく『女』として見られる…

舞台は『アブノーマル』と呼ばれる地獄でも現世でもない何処か。 現世での生を終えた者たちが集められるこの場所では「出会ってはいけない」者達がいる。 その中の一人 「化物よりも化…

短篇連作集です。 愛を見失ったひとと、いなくなってしまったこいびとを探すひとのはなし。 （※がついている作品には性描写があります。） 「Replica」（2018.4.20） …

「つばさくん、だいすき」 　蓮見翼は10年前に転校した少女・有村咲希の夢を何度も見ていた。それは幼なじみの朝霧明日香も同じだった。いつか咲希とまた会いたいと思い続けながらも会う…

「僕はおいもさんがだいすきです！」 土に汚れて笑顔で語る幼い少年アユムは一年前まで実家を継ぐことを夢見ていた。 だがある日、３つ年上の幼馴染みリムとイットに無理やり連れ出され冒険…

だいすきだよ。

私たちが感覚的に認知しているものほど言語化が難しいものは無いと思います。 特に深く付き合っているものほど鮮明に表現できないのは「あたしのどこがすき？」と訊いてくる女性に似ています…