「短編 箱」を含む小説

大学を卒業してから三年間引きこもっていた雨宮は、意を決してアルバイトを始める。 コンベアを流れてくる荷物を、トラックに積み込むだけの仕事だ。 ただし、ルールが二つ。積み込むトラッ…

主人公、和人の家に一つの大きな箱が届いた。開けてみると、なんとそれは昔ながらのテレビに接続する有線家庭用ゲーム機だったのだ。ゲームの内容もありふれた２DのRPGゲーム。でも何かが…

どうしてあらすじが必要なのか、疑問です。何も予備知識がない状態で作品を鑑賞した方が、遙かに面白いと思われます。人生もたぶんそうです。予定調和でいくと、安心、安全かもしれませんが、…

Twitter上で2021年11月に開催されたお題企画「Novelber／ノベルバー（綺想編纂館　朧さん主催）」の参加作品集です。現代ファンタジーや怪談など、様々な世界観で短い物…

Twitter上で2020年11月に開催されたお題企画「Novelber／ノベルバー（綺想編纂館　朧さん主催）」の参加作品集です。ファンタジーを中心に、現代もの、SF風、怪談など…

屋敷中学校東校舎の3階奥。今はほとんど使われていない古い校舎の『生物部』には、『かなわない縁』に関することだけを解決してくれる探偵がいる。 白衣の探偵：宇佐は、体力お化けの女生徒…

知らない誰かからあなたに宛てられた、小さな小さな小包。恐る恐る開いてみると、そこにはショートな世界が広がっていた。中には、開けたことを後悔してしまう様な物語もあれば、思わずクス…

今日は午前中で下校になった。私は先生に頼まれたことがあり、みんなより1時間遅くなった。ああ、おなかがへった。帰りにコンビニでおにぎりでも買って帰ろう。

僕（潮目）の誕生日の直前、親友から少し早いバースデーメッセージが送られた。翌朝登校すると、自分の下駄箱は開かず、見たことのある筆跡で書かれたバースデーカード。困った僕は、先輩と下…

お題箱でいただいたお題や、Twitterのタグなどのお題で、2022年中に書いた掌編・短編集です。全て一話で完結するものであり、どこからでも好きなお話から読んでいただけると嬉しい…

シルヴァランド物語～放課後の勇者～ 小さな頃、遊び場にしていた小さな神社には不釣り合いな大木があった。 何事にも真剣になれない少年、観月雄輝はその大木の根本に大きな宝箱を見つけ…

ある日の朝、浅井あさひが登校すると下駄箱の中に『ガラスの靴』が置かれていた。なぜ置かれているのか戸惑いを隠せなかったが、演劇部の小道具だと考えて、どうにか誰にもバレずに演劇部へと…

同じクラスの宇田川君は少し変わっている。いつも何かを気にしたり物事を疑ってばかりだ。 そして今日も彼は新たな謎を強引に見つけ出す。突如現れた正体不明の箱をめぐって、あらゆるものを…

　ある日、宅配で大きな段ボールが届いた。差出人は親父。やけに重い荷物をリビングまで運ぶと、そこから飛び出したのは赤いランドセルを背負った幼い少女だった。 「こんにちは、おにぃさ…

バレンタインデーの朝、いつもの通勤電車内でうたた寝をする高校二年生のおれ。 目が覚めると、膝の上にはラッピングされた箱――おそらくバレンタインのチョコ。 車内には、女子高生を含む…

クリスティーナ プライスは急性骨髄性白血病という病気に襲われ35年という短い生涯を終えた 偶然にも彼女が旅立った日は彼女の好きなディランのバースデーだった 残された夫のロイド…

人類は空に浮かぶ箱舟、ノアに住んでいる。古賀アリヤは、かつて人類がいたという陸地に憧れを抱いていた。ひょんなことからアリヤは陸地へと降りてしまい、そこに存在するはずのない人間と出…

短編。他サイトのprologue様で投稿した作品です。

一日に何本くらいお吸いに？ ひと箱くらいですかね。では、煙草ひと箱500円、これを日に全て吸うと仮定しましょう。つまり、日に500円。週に3,500円。月に15,500円。一年間…

一人に一台、個人用端末が普及しつつある世界。 もう、一家に一台と言われたあの"夢見る箱"は全く需要がなくなっていた。 そんな世界で、その箱を人知れず販売をし続ける、販売員の女性。…