「家族について」を含む小説

優しい母、かっこいい兄 仲良い家族から巻き起こる ど貧乏物語

　エデンバーグ家の出来損ないと呼ばれ、十五年前に隣国に放り出されたエマに王命で結婚が決まった。相手は骸骨魔道具師と呼ばれるヒューゴ・カロッタ伯爵。人体実験の噂もある、かなり危険な…

地方の街で雑種の猫として生まれた俺には、前世の記憶が残っていた。 前世は、家族に看取られ天寿を全うした柴犬。会いたい、優しかったあの家族に会いたい。 チートな能力はないが、家族と…

奏と翔は、ある日大好きな祖母が、病気になったと知らされる。 「もう会いに行ってはいけない」 という母に、頼んで祖母に会いに行くが……。 おばあちゃん子な弟、翔を見守る姉の奏の…

　隠世の国の妖魔の皇女宗鈴春は人間に家族と同族を惨殺され、必死に逃げた末に人間に捉えられてしまう。 　妖魔族にとって自らの命と言っても過言ではない角を折られた鈴春は、見知らぬ地で…

私が私になるまで

ロゲンは、冒険者という立場や自分の将来を憂いながら村のカフェで休んでいた。 そこに1人の女ーーリガドがやってきて、街外れの洞窟に最深部に連れて行ってほしいという。 そこでは、人…

私には何もない。 名誉もお金も才能も頼れる家族も優しい友人も。 いつも死にたいと思う。 生きる事に意味を見出だせない。 でも生きている。 そんな女性の物語。

現役高校生ライトノベル作家の黛実親は、幼馴染に用があり映画研究部の部室へ赴くが、その場で衝撃的な光景を目撃してしまい呆然と立ち竦む。 なんと視線の先では、学園のアイドルの一人に数…

オレはお兄ちゃんだけどお兄ちゃんじゃない…んだ。

ホラー短篇 夜中に冷蔵庫を漁る音がする…それを見に行ったところ…

僕は父の背中を見る。 大きな背中は頼もしいもので、僕はその背中が好きだった。

祖父母の家で見つけた父のスクラップ帳には、当時、父がファンだったアクション俳優が好きだったという特製ジュースの作り方が……。家族のささやかなエピソードのお話。超短編です。 柴田恭…

　「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト参加作品。更新予定がありましたが、諸事情により完結致しました。 アランベルク王国と呼ばれる国で多くの信者を集めるサリスアム神教。…

「私、やっぱりロベルトと結婚したいわ」 18歳の誕生日会の最中、リコリスの双子の妹であるマーガレットが突然そんなことを言い出した。 マーガレットがリコリスのものを欲しがるのはいつ…

夫と息子の三人家族。平和な生活、順風満帆な家庭。息子の生物や絵本の興味に将来は学者か、大学院かと夢を見ていた日々。だが、息子には秘密の『たからもの』があった。私はそれを見たことか…

　内向的で優しい性格の漆　修也(うるし　しゅうや) 　平和な日常から一変、修也に事件の加害者として容疑をかけられてしまう。 　証拠不十分で釈放されるのだが、、、 　その状況が何度…

パートで働く、虹七(にいな)24歳。若くして結婚し、人妻であり1児の母でもある。彼女には、決して忘れることの出来ない、ある人物がいて…

生まれつき身体が弱かった私は、病院のベッドで久し振りの深い眠りに就いていた。 そして目が覚めるとそこは天蓋付きの豪奢なベッドだった。 入院生活が長くいつもライトノベルを読んでいた…

ごく普通の群馬県で生まれ育った佐々森勇誠（さもりゆうせい）は、高校卒業を機に大都会ある静岡県へと旅立つことを決意していた。 しかし、それは決して都会に憧れたなどという甘い気持か…