転生したけどもふもふに囲まれて幸せに暮らしています。〜貴族少女の癒し系スローライフ〜

生まれつき身体が弱かった私は、病院のベッドで久し振りの深い眠りに就いていた。
そして目が覚めるとそこは天蓋付きの豪奢なベッドだった。
入院生活が長くいつもライトノベルを読んでいた私はすぐに察した。
「異世界転生してる！？」
思わず叫んだのと同時に自分の病院に入り浸っていた１６年の短い生涯が幕を閉じたことを悟った。
しかし今の体は至って健康、身体は１２歳ほどにまで若返ってしまったが、幸いなことに置かれている状況や調度品から裕福そうだし心機一転新たな土地で人生をやり直そうと決意した、のだが＿＿
「私達の妹はなんて可愛らしいのでしょう！」
「そうよねお姉様、本当に愛らしいが過ぎるわ…！」
「お姉様方の言う通りですわ。Cécile（セシル）お姉様はまるで天使のようですもの」
「何ということだ…まさか…続きを読む