「短編 恋愛」を含む小説

　古事記「因幡の白兎」。大国主命《おおくにぬしのみこと》と八上姫《やがみひめ》が結ばれるまでのラブストーリーとして世に知られるこの物語には、続きがある。 　八上姫と結ばれた大国主…

2155年 突如蔓延した性病により、人口の1/6が死亡した。 これまでの性病とは全く異なる新種のウイルスに学者たちは頭を抱えた。 有効な治療法が見つからず、死者数のみが増えて…

錦戸という女の子が死んだ。 幼いころの突然の別れ、教室にもいつもの遊び場にも彼女の姿はない。 喪失に傷つきながらも成長した大堂は就職先で死んだはずの彼女と再会する。 『ここ』は…

とある書店の一角に、どんな恋の悩みもすぐに解決してくれる頼れる恋愛スペシャリストがいるらしい。その噂を聞きつけた僕はその書店を訪れた。

　年上好きの作者の、理想の結婚生活を文字起こししてみました。 　ゆず二十三歳、優作四十八歳の二十五歳年の差夫婦が織りなす日常を、ちょっと覗いてみませんか？

アーティアス王国の王子、クラウン・アーティアスには成し遂げたい野望があった。 そのためには、妻はおろか恋人すら持ってはいけないと思っていた。 頑なに見合いを固辞していたクラウン…

誕生花や誕生星があるように、 「誕生果」というものがあるのを あなたはご存知ですか？ 果物を愛して止まない、30歳独身男性と 最近、果物が好きになった20歳女子大生。 そんな二…

＜ネタバレこみのあらすじになります＞ 　少子化が進み、将来に希望の持てない若年層の自殺率が上昇し、自殺した自分の子供の後を追うようにその両親までもが自殺するケースが増加した日…

俺達学校に住み着く幽霊は、何十年ぶりに『視える』女の子、宮野志保ちゃんに出会った。 反応してくれるのが嬉しくて嬉しくて毎日のようにちょっかいを出していたら、なんとイケメン祓い屋の…

卒業式の直後。 浮き足立った学生が繰り広げる大小のイベントを他所に、山中とアラマキカエデコは落とし物を探して校内を彷徨っていた。 仲良いよねと言われると普通だと答え続けたふたり。…

人を愛する事が、怖かった。 愛したら愛した分だけ、別れが辛くなるから。 辛いのは嫌だ。 だから僕は、絶対に別れない。 だから、辛く無い。 ーーーーーーーーーー この小説は「小説家…

カクヨム7周年の特別企画のR.B.ブッコロー二次創作として書きました。全3話予定です。―我が名は仏五郎 (ブッコロー)。伊勢佐木山にある本読宗有隣堂のご本尊である。実は最近、恋を…

彼女が授業参観の日に語らなかった「家族旅行がしたい」という夢の真意と恋愛について。

【プロローグ】 舞台は主人公（ナオヤ）が偶然立ち寄ったバー「アレクサンダー」。そこで働く店員のサキに恋愛相談に乗ってもらうが・・・。裏社会の闇を感じる店長、美意識高すぎのアツシ…

「──王よ、長きに渡りお世話になりました」 滅亡寸前の小国をたったの十年で大陸の覇者に伸し上げた天才軍師エドガー。長年国に仕え続け、その責務に追われ精神をすり減らした彼は、主で…

　私は負けたのだ。 　頑張れば愛されると、いつから錯覚していた？ 　ピンク頭の男爵令嬢が、長年の婚約者、第一王子の横で笑みを浮かべている。 　勝ち誇ったような表情。 …

音楽が好きすぎて歌詞風の詩を作ってみたくて2〜3年くらい書いていたのを何個か選んで載せます。 レコード想定で曲順を考えています。(A-〇がA面曲、B-〇がB面曲) 今後更に追加…

　僕、御厨大介（みくりやだいすけ）はこの春、高校二年生になったばかりの平凡な男子生徒だ。 　そんな僕には好きな幼馴染の女の子がいる。清水幸奈（しみずゆきな）ことゆきちゃんだ。 　…

無欲な人間と元気な人間の物語。

私は今日も一人。学校へ行き、授業を受け、家へ帰る。休みの日は一日中本を読んでいる。今週は誰とも話さなかった。これでいいんだ。幸せなんていらない。 いらなかったはずなのに...