「いい」を含む小説

満天星更紗は、所謂強面男子である。 身長は１８２センチ。全身黒ずくめの服装に、黒のマスク。伸ばした前髪で隠した右目には傷痕がくっきり残っている。声も低く、ただ其処に立っているだけ…

音を立てて崩れ去る。 平穏な朝。 それでもいいことがある。 借金をして、早く起きられるようになった。 俺は、「娘（ドール）」をお迎えする。

雨が降りしきる夜。 一人、アパートの窓辺に立つ。 窓ガラスに伝う。 網目の水模様。 私の吐息で。 曇るガラス。 そっと。 指で拭うと。 泣き顔の私があらわれた。 ※※※…

いつもの古書店で本を立ち読みしていた私ーー“桜木蒼華”は、一冊の本を手にした。 その本を開くと、私と一緒にいた幼馴染みの“柏木飛翠”は、二人揃って光に包まれた。 目を開けると…

「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト」に、一句部門で参加させて頂こうかと思います。 徒然に、大切な人を想うような句を中心に描ければいいかなと思っています。 途中で、追加や変更もあ…

天才と　凡人の差を　考える 考えること　こそ凡人だ 春愛でて　桜の季節　待ちわびる　 人に見られず　端のタンポポ 嫌われても　いじめられても　死ねません　家族が１人　でもいる…

「救わない」と「見捨てる」はちょっと違うと思ってる。

作者の覚え書き 読者にとっては何の意味もないかも？ でも、私もそうですが、あとがきとか、解説とか、作者自らのそれって結構好きなんですよね だったら、自分もやってみよう そんな…

これは1人の令嬢に嫉妬した令嬢達の物語。 人を貶めようとすれば、全て違う形で自分に戻ってくる。 それは時に理解できない事をも引き起こす。

第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト　中編テーマ②「ファンタジー×SF」向け作品 原因不明、治療法不明の病気に倒れた臼杵光太郎が目を覚ましたのは見知らぬ場所。 何かに導かれるよ…

姉に疎まれてド田舎の王国に嫁がされることになったファラーラ姫。 その道中で賊に襲われて護衛の騎士である私と姫、メイドの３人は砂漠の中へと逃げ出します。 追っ手を振り切りながら逃げ…

こそこそと書き溜めていた恋の歌の中で、自分がいいと思ったものを公開することにしました。

親友を庇って死んだ高校2年生の、鈴木光一 目が覚めるとそこには神、と庇ったはずの親友、井上りさが居た。 「友を守るとは素晴らしいぞ、鈴木。しかし守りきれずに井上も死んだ 一緒に登…

雨降りの車中でのワンシーン。 二人の社会人女性が話すだけ。特にドラマチックというわけでもなく。静かに、そして熱く。

　どこにでもいる普通の家庭で育って、ありきたりな人生を歩んできた極々普通な高校へと進学した主人公『里村　甲』は夏休みに祖父母の暮らす山奥の田舎へ、都会ではない場所を求めてやってき…

心優しい性格で誰からも慕われた、良いおじいさん。彼が亡くなったあと、お供え物が誰かに食べられていて……

　舞台はブルライト地方最大級の要衝の一つ・ハーヴェス王国。 　城下町の片隅にひっそりと建つ冒険者ギルド『十字星の導き』ハーヴェス支部は、人材難と財政難にあえぐ弱小ギルド。どんなヤ…

　はじめにお断りしておきますが、昨年同様、決してふざけているわけではないのです。……いや、解説文もふざけているように見えるかもしれませんが、至って作者は真面目に書いてます。 　「…