ヤンデレ幼馴染みのせいで彼女できない

作家目指すもの

第1話

俺の名前は土御門義弘。家が陰陽師って以外普通の高校生だ。まぁ式神が辺りの警戒してるのは置いといて。悪霊がこの世にはわんさかいるからな。その悪霊に好かれやすい俺は護衛の対象として近づけないようにしてるんだろう。今の俺ならある程度対処はできるんだがな。


「はぁー彼女作りたい」


「それ毎回言ってるよな。諦めろよ」


「なに言ってるんだ?高校生になったら彼女作りたくなるものだろ。青春したいよ。俺もアニメの主人公みたいに」


あいつらいろんなヒロインに好かれて羨ましい。こっちは好かれる前に潰されてるからな。お陰でモテる以前に女子がことごとく逃げていくからな。隆弘は彼女できてるのに。レンタル彼女でも借りて気分だけでも味わうか?お金は株でそこそこ稼いでいるし。


「はぁーお前は悠香ちゃんに好かれているんだから悠香ちゃんと付き合えよ。そうすれば解決するだろ。それにあのレベルな美少女早々いないぞ」


「いやあいつは姉としか見れないだよ。色々世話を焼いてくるからな」


「それ本人には言うなよ。監禁されるぞ。好きになるまで」


「分かってるよ。それで誰か女子紹介してくれないか?」


隆弘は彼女いるくせによくモテる。だから女子はいくらでもわいてくる。ほんと羨ましい限りだ。リア充は砕け散ればいいのに。はぁー彼女ほしい。


「無茶言うなよ。俺を殺す気か?紹介したことがばれてみろよ。悠香ちゃんに笑顔でヤられるわ。ていうかいい加減付き合え。俺も悠香ちゃんにアピールしておいてって言われてんだよ」


「はぁーどこかに可愛い子転がってないかなぁー」


「完全に発言がナンパ師何だよなぁー。それにいたとしても潰されるのがオチだろ」


今まで近づこうとする子はいたが、一部を除いて悠香に潰されて、怯えていなくなった。ヤンデレになるほど愛されていて羨ましいとオタクは言うだろうが、実際にそう想われると自由がなくて苦しいものだぞ?それに少し怖いしな。いつ監禁されるんじゃないかと思って。


「あ、義弘くんおはよ~」


「おはよう。美月」


「お、数少ない女子のご登場だな。天然で学園の天使と呼ばれている美月が」


「ああ、そうだな。やっぱり美月は天使だよなぁー。毎日味噌汁作ってくれないか?」


「もう照れちゃうよ~。でも義弘くんならー」


「なにデレデレしてるの?そこのおっぱいでかいだけの女子を見るなら私の胸だっていいでよね。色々するためにでかくしたんだから」


いや、他の人がいる前で何を言ってるんだよ悠香は。そうこの今登場してきた美少女が俺の幼馴染み悠香である。ちなみに隆弘も幼馴染みだ。男には悠香がヤンデレだとばれてないが、隆弘にはばれている。そこは幼馴染みだからな。


「俺が変態みたいな発言するな」


「あんな巨乳ばっかしのエロ本を集めていながらなに言ってるの?まぁ全部私が燃やしておいたけど」


「おい、見当たらないと思っていたら悠香が処分してたのかよ」


あれ結構集めるのに苦労したんだぞ。コミケで長い列で並びやっとゲットしたものなんだぞ。あんなギュウギュウ詰めの中でやっと手に入れたのに。ていうか俺鍵してたよな。毎回鍵を変えてるのにどうやって入っているんだよ。妹もだが。


「あんなのネットで調べれば、鍵を開ける方法なんていくらでも分かるよ」


「いや心読むなよ」


「義弘くんの考えてることなんてすぐに分かるよ。だっていつも見てるからね❤️」


さりげなく盗撮してるとばらしたんだが。まぁ知ってるがな。この前カメラひとつ見つかったし。まぁ他にもあるんだろうが、もう諦めた。だって家中にありそうだもん。探すのが面倒だしな。ヤンデレだからその辺は覚悟してたし。妹もぐるだしな。


「好きだからってダメだよ~心を読んでも言葉に出しちゃうのはね~」


「うるさいよ。ビッチ。誰にでも優しくて、誰にでも股開いてるんでしょビッチ。そんな不衛生な人より処女の私がいいに決まってるよ」


おい、悠香みたいな美少女が処女とか言うな周りの男が反応してるだろ。下劣な視線を向けながら。あ、一人が近づいてくる。


「へぇー処女なんだー。そんな見た目だけのイケメン童貞より。僕とした方が楽しめるよ。この後ホテルにでも行かない?」


俺はそいつを冷徹な目で見てこんなやつには悠香は渡さないと思って、近づいて悠香を守ろうと男の前にでると、悠香が俺の肩を掴んで、俺の前にでた。すると俺よりも冷たく見下すような目で男を見ていた。あ、これ完全に男は怒らしたな。


「義弘くんが見た目だけ何てそんなわけないでしょ。ヤることにしか興味のないヤりちんには中身なんて分からないんだろうけど、義弘くんは優しくて、どんなときでも誰でも手を差しのべて助けちゃうんだよ。それに救われて勘違いする子も多いけど、まぁそれは私がオハナシすれば解決できるから問題ないけど。それにとんでもなくイケメンなんだからね。中身も。そんなことも分からない男には興味はわかないよ。切られたくなかったら今すぐどっか行って」


そう言ってハサミを取り出した。いやなんでそんなもの持ってるんだよ。普通学校に置いてくるだろ。男はその冷たい瞳なのか、ハサミなのかどっちかに恐怖を抱いてどっか行った。












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