「折れない」を含む小説

　最後の決戦を挑むべく邪神城に攻め寄せた、聖者リスケルとその仲間たち。リスケルの背中で煌めくは聖剣オレルヤン。それはこの世で唯一、邪神を打ち倒せるという剣だ。 　それほどに大切…

大学２年生の青木薫は、失恋の傷を癒す為に一人で登山をしている最中、使用していたウォーキングステッキが折れてしまった。代替に山に生えた木の枝を切り落とした薫は。 自作『便乗/概ね１…

　ある日、高校生の山瀬紗枝は同じ高校の生徒、湊川笛に生まれて初めての恋をした。

この童話は、夜勤で荷物の仕分け作業をしている時──ベルトコンベアーに巻き込まれ、角が折れて床で苦しんでいるカブトムシを見て思いつきました。

人々から恐れられ洞窟の中に封印されたドラゴンが出会ったのは、どういうわけか異世界転移してきた社畜だった。あの手この手で社畜を自分の領域から追い出そうとするものの、ブラック企業で心…

神殺しの剣、ミストルティンは鬱展開、殺伐、容赦のないざまぁ展開が好きな剣である。 だが封印が解かれてみれば、そこはチート、ハーレム、ハッピーご都合主義展開バリバリの世界だった。 …

【第三回こむら川小説大賞】参加作品。テーマ「空」。 現代に生きる吸血鬼の少年・夕日は虚弱体質でワガママ。彼に振り回されながら、幼なじみのガクは眷属として血を提供していた。そんな…

これは空を飛ぶことが大好きな少女が、頑張り屋な少女と紡ぐ物語。 前世の記憶をわずかに残す主人公ミナリーは、ある日行き倒れの魔術師を助ける。その魔術師から助けてくれたお礼に箒と王…

あらすじ 旅の途中、アルド達は曙光都市エルジオン・シータ区画を訪れていた。 突然、大声が聞こえ、争いの気配を感じた一行はそこへ向かったが、見知った男がいて…？ ＊　＊　＊ …

　おれ――千影光一はハーレムを作ることを人生の目標としていた。 　その目標のために、おれはいままで女の子に優しくしてきたし、見た目も気を遣ってきた。 　それなのに！　高二になった…

わたしは冷蔵庫を開けたままうなだれ、火を消すために流しの水を出した。火種の消える音は水道の音でかき消された。わたしとかれには、過去ならいくらでもあるが、一切の未来はないのだ、と断…

　海瀬一颯の通う和籠高校では、何でも「願いが叶う」という噂があった。彼はその秘密を解き明かし、願い事をする――その結果、頭の中に「声」が棲みついた。 　そんな中、夢向瑳来という女…

内原緋色は二つ上の先輩に恋をした。 自己表現が苦手な彼女は、卓球を通して先輩へと近づいていく。 これは、根暗でぼっちな女の子が一歩踏み出す物語。 補足： ①２章構成の予定です。…

〈それは誰かの言葉ではなく、私の口から思わず出た言葉だった。窓越しに激しさを増す雨の強さに、ふと外へと目を向けてしまっていた私の言葉に反応するように、「傘、忘れた……」とぽつりと…

スローライフを望んだ青年は、転生したら逮捕されたーー ありふれた青年時尾凌（ときおりょう）は、ある日車が激突したことで折れた柱に潰され命を落とした。目を覚ますとそこには見知らぬ…

　初めまして。僕は三人兄妹の次男の永見幹太です。 　ある日突然僕と兄の和樹と妹の章子の三人は異世界に行くことになってしまいました。迷宮をクリアするまで元の世界には帰れないみたい…

部活少女と風紀少女。 二人の噛み合わない心を、会長少女が簡単なゲームでつなごうと。 簡単に折れてしまう一本のお菓子で、初めて真っ直ぐ向き合う少女と少女の一幕。

初めて小説を書いたのは七年前の冬になる。高校の文芸部時代、大学の講義やサークル活動を経て腕を磨いてきた。全ては小説家になるために。 七年目の自分にとって、目標までの道のりはまだま…

僕は闘いを続けた。あの子のために。 無限に湧き出てくる敵。折れそうになる心。 でも、あの子の苦しい顔は見たくない！ どんな敵が来ても最後は必ず――

クラスの女子達から陰湿ないじめを受け、心が折れかけた中学二年の少女、咲。 泣きながら走る学校の帰り道、思わずある言葉を漏らした咲は、背後から不意に声をかけられる。 振り向いた瞬間…