「２００４」を含む小説

　第五回偽物川小説大賞、参加作。 　テーマ『ニセモノ』。 　２００４年の大学留年の迫ってきた夏、寂れた喫茶店で、ヨーコの吐く幻想に耳を傾けていた。 　抜け出せなかった青春モラト…

タイトルは自身のブログ「黒猫屋的日常」と、読み切り短編以外完結した作品のないマンガ家西村しのぶ画伯のサイト「下山手ドレス別館」（←ここも日記は２００４年以降更新がないぞ、新刊情報…

深夜のウィーンの街をお散歩して、一夜にして一生の恋をする映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』を巡るカフェでの男女の会話劇。７７７字。 ＊劇中の男女は存在しません。これは架…

電車男がループものとして蘇る！？2004年と2024年が交差するタイムトラベル純愛ドラマ。「ダイヤルする」の謎が20年越しに解けます。 ＊過去にTwitterやnoteに投稿した…

新選組好きの会津出身の高校生「高宮伊織」が、とある事故をきっかけに幕末の京へタイムスリップ。 新選組、京都見廻組、そして会津藩――幕末に生きる人々との出会い、現代では経験し得ない…

2004年。イタリアのモンツァ・サーキットで起こった騒動の顛末と、とある女性ドライバーにまつわるお話。

（これは拙作『にじめ、うずめ。』の改行多挿入バージョンです） 　平行宇宙の隙間で、意識ある無人情報戦闘実験艦と記憶を失った猫型ロボが出会った事から物語は始まる。 「量子論的に予知…

【作品紹介】 歴史を扱う国際機関を巡る群像劇。実在する人物や団体、地域、国とは関係ありません。 ※本文では地の文・会話文に関係なく、書籍名は『』、収録された文献名は「」で統一して…

怪獣観測。

永遠にマグロを獲る漁船や宝を捨てにいく海賊船に出会い、陰気な小人の洞窟や星の凪ぐ森に迷い、隠者の塔や鬼の住み処を訪ね……ぼくは探しつづけた。家の壁も、人の言葉も、月の光も、静かに…

僕は2030年に死に、2004年へと戻り人生をやり直す。それは愛する人はいつも傍にいながら23年という年月を無駄に過ごし、やっと手に入れた愛しき人との幸せな生活を取り戻すため。そ…

現代から幕末へタイムスリップしてきた「高宮伊織」は、新選組で監察方として日々を過ごしていた。やがて慶応三年の九月が過ぎようとしていたある日、伊織は偶然にも土佐の中岡慎太郎と出会う…

異世界じゃないけどグルメ✕バトル　ただし書いたの２００４年

経済学とは無縁の芸術系の学生――黒羽夜一は自室の扉を開ける。するとそこは異世界で！？ 廃業間近の《ジャンク・ブティコ》を女店主のセルシアと共に立て直す。 現代経済学の知識（教科書…

高校2年生の白川 紅華は幼い頃からずっと、自身の身の回りにいる“何者か”に悩まされていた。 ある日、その“何者か”に話し掛けてみる事に！ 自分の死体を見つけて欲しい…

友達が死んだのは、２００４年９月の下旬。首を吊り、自らを殺した。十七歳だった。 あいつは誰にも何も言わず、なぜ自殺をしたのか。俺はそれを知ることにした。 ※若きウェルテルの悩み、…

エレベーターに閉じ込められた主人公ほか3人。 どうやら電気は生きているようなのでエレベーターを動かす。 でも、どうやら1階につき1回しか止まらないみたいようで……！？ ↓前…

セプテンバー・ナインというのは、毎年冬の最中に落ちてくる隕石の事だ。 拾うと幸せになれる石。 いつも仕事に追われてる俺だが、秘書の切子とその名前に込められた意味に想いをめぐらせ…

他人の相談を受けて手助けをするという奇妙な部活動、相談支援部。 そんな奇妙な部に所属する高校二年生、久田貞彦。 相手を決して否定せず、穏やかな笑みですべてを受け入れる部長、白…

「犬」として育てられている少女、コロは、その成長に伴って服を必要とするようになるが――。 ★「ざらつくシリーズ（ペットプレイ日常ものシリーズ）」の、短編です。