「赤い花」を含む小説

これが恋人の証なのだろうか。 公式自主企画用の短編です。

卒業式の日、最後の放課後。少年はある女子生徒を呼び止める。 あの子は赤い口紅が似合う、と確信したから。

かつての想い人からの依頼。戦地に赴く彼に代わって、相棒のドッグタグを故郷の教会へ運ぶ役目。その帰り道、私は花咲く道で、うずくまる人にろうそくを手渡す。赤い花が脈打っていた、燃えて…

特別な日には特別な事を。 その行動が運命すらも引き寄せる、かもしれません。

人の心の『病み』を直す事を生業とする心療内科…。 今日も…患者が駆け付ける…。 だけど…今日の…『この患者』の『病み』は…。 深すぎるんじゃないの…ッ⁉

ある日、主人公の入間幸来（いるまゆき）は一昔流行った 『花咲き病』にかかってしまう。面倒くさがりながらも幸来は戸棚にあった古い薬を飲む。 その日から幸来の体には様々な異変が起きる…

主人公は…果たして、どんな景色なんでしょう

赤い花は私のくちびる。 鏡に映る僕は彼女。 私は鏡の中に棲む彼の恋人。週末のお楽しみは、連れ立ってパーティに行くこと。 誰もが言う。 私たちはお似合いのカップルだと。 女装癖に心…

「この花の花言葉は、知っているか？」 「ああこれ、リメンバランス・デーに着ける花だろう？　ポピーか。なにか、死者を悼むとか、そういう意味があるのか？」 　リメンバランス・デーは十…

排除してもすぐに咲く花がある

1年のほとんどを雪が覆う街。 そこには1人の殺し屋と１匹の獣がいた。 声を失った無言の殺し屋、トモ。 鳴くことを恐れた無口の獣、ユキ。 1人と１匹は今日も白い街に生きる。 罪人た…

「レストロゼール」に住まう、14歳の少女。ノエル=クラリドールと、13歳のランカ=ローレライの甘酸っぱい恋のお話。悩みながらももどかしい青春の恋です。

私の短く薄っぺらなこれまでの人生を詰め込んだものになります。 どうか、薄っぺらな美しさに吐き気を催して。

四年に一度、男は雪深い雑木林の奥へと足を運ぶ。 そこには見たこともない小さな赤い花が、四年ごとに形を成して咲いていた。 KAC2020に参加してみました。ミステリーを目指して…

「ちょうど500文字の作品」様への投稿作。虚無の果てに、二輪の赤い花は咲く。

あれは鬼じゃろうか。 それとも、花じゃろうか。 金色の髪をした少年の頬に赤い花が咲いている。 それに触れたくて、少女は白い手を伸ばした……。 戦国時代の姫と異相の青年の悲恋。 バ…

短編です

生徒 霧雨　蘭（きりさめ　らん） 紅雨　蝶（こうう　あげは） 喜雨　胡々音（きう　ここね） 日向　萊呼（ひなた　りこ） 教員 橘　　蜜華（たちばな　みけ） 日向　誠來（ひな…

　今年もまた、忘れずに咲いている赤い花を見つけて足を止める。 　土手に広がる草色の中にところどころに群生するその花は懐かしい想いを引っ張り出させた。

夏の終わり。赤い群生が揺らぐ中で、桐生は巫女服の少女に出会った。 一夜限りの出会い、それにも関わらず桐生は彼女に恋をしてしまった。 一方で、そんな桐生を慕っている人物がいた。そ…