「血の気」を含む小説

ストレートの短い茶髪にベージュのコートを着た十六歳くらいの男の子。それが、今の僕だ。 普段は黒髪に黒い服を着た魔人の姿をしているけど、外出と言うこともあり、人間の姿に身を変えてい…

田舎道のバス停で、その少女は奇怪な存在と遭遇する。 それは顔から血の気が引いていて、全体的にうっすら透けている。身体の下半分に至ってはほとんど見えない。 これは紛れもなく「ゆ…

磯の香りと降り注ぐ太陽の陽射しで目を覚ますと、少年は事態が飲み込めないまま、むくりと起き上がる。「ここは何処だろうーーーーー。この腕輪は？」自らの手首にはめられた漆黒のリング。困…

『第二回無貌賞　「異な人」』のために書きました。ノリノリで書いて、勢いのままに投稿したいと思います。

手術とかの成功率を医師に淡々と語られると血の気ひきます…… そういえば「≒」って「ニアリー・イコール」って読むらしいですよ――っていう知識を開陳し、悦に入ってみる――ニヤリ。小…

好奇心から窓の外に出てしまった猫のコジロウは、家への道がわからず迷子になってしまう。カラスに襲われているところを助けてくれたのは、ハチと名乗るどこか風変わりな猫だった。 ハチは人…

主人公の舞鶴湊（まいづるみなと）は隣に住む双子の姉妹から、『精液』と『血液』を狙われていた。 その理由は単純明快で、二人はそれぞれサキュバスと吸血鬼であり、湊の体液が新鮮で美味し…

neclophシリーズ 本人達と歴史の授業をする事になった。 大概のやつは教科書に載ってるから問題ないけどたまに知らないやついるから反応に困る。 あとみんな血の気多い。 ※…

　いつもの帰り道、たまたま立ち寄った見慣れないアンティークの店で、小物入れを買ったあおい。帰宅してみると、空っぽだったはずの小物入れに何かがいる。恐る恐る開けてみると、小物入れの…

【第1回カクヨムWeb小説コンテスト】において特別賞をいただき、角川スニーカー文庫様にて、十二月一日発売となっております。 　ルーミア・セルヴィアソンは吸血鬼である。 　四百年…

ちまたで話題の魔法少女プリクマの変身シーンを見てしまった菜子。 血の気の多いふたりに、菜子は必死の元魔法少女アピールを繰り広げる。

石膏みたいに血の気がなかった、貴方の常温の手に、臆病な私は触れなかったけれど、貴方が蛆のえさになった今となってはそれが残念に思われる。

「私」は老婆が困っているのに遭遇する。「これをどう処分したらいいか困ってるの」と老婆は一葉の写真を見せられたので、「燃やしてしまえばどうですか？」と、提案したら…… ※小説家に…

血の気の余ったヘラジカが、またかばんに勝負の方法を聞きに来た。 提案されたルールは、相撲。 新しい遊びはまたブームを生むが、最も強いといわれたのは、意外な彼女だった。