「背中合わせ」を含む小説

母親の再婚により、秋則（あきのり）には義理の兄ができた。 晶一（しょういち）だ。 母親を安心させるため、秋則は堅実な生き方を選んだ。 秋則の母にひそかに思慕をいだいていた晶一は、…

わたしはしがない妄想執筆家。職業ではない。 「いってらっしゃい」 と言って送り出して 「いつか、帰っておいでね」 と見守るのだ。

裏切られ、騙されたとしても、恨んだり、憎んだりしたくない。自分の心を偽って生きていたくないから。

「あなた、一体どこのだれなの？」「さあ、誰だろうな」 加茂の社の娘・沙良は、八つで奥宮殿にあがった。沙良の母は、娘を自分と同じお役女官にと考えているようだが、人見知りの沙良は御所…

真斗とゆきと朱音　久美子と浩二　優とみさきと香織　 三つの物語でそれぞれの悲しみと幸せを描きました。 誤解ありすれ違い　でもそれぞれが必要な人

過去に書いた即興詩や散文詩等を残しています。 白い本『コトバ』の置き場所第3弾です。

　魔王を倒した。しかし勇者の負った傷は深く、魔物の残党から逃げていたがついに追いつかれてしまった。タンクは志願する。ここは任せろ。お前たちは先に行け。すぐに追いかける。それは、不…

僕と彼女は同棲を解消し、互いに背中合わせのまま、まっすぐ進んでいった。遠くへ、遠くへと……

アリシャシリーズのイメージに形をあたえて、文章に落とし込んだもの。比喩的 （※重複投稿しています）透坂雨音

最近素っ気ない彼氏の様子に戸惑う女の子。 出会ったばかりの少女にどうしようもなく惹かれる男の子。 それぞれの視点から描く、恋の不安と新しい恋の始まりに揺れる恋人たちの物語。 最後…

1997年6月30日未明の香港で、ふたりは茶餐廳の卓に背中合わせで座っていた。 ロンは黒社会で生きる男、ラルフは素性を話しはしなかったが、ロンは自分とおなじにおいのする男だと感じ…

　荒廃した世界を旅する少年は、ある時立ち寄った村で一人の藁の少女と出会う。 　今までとは違う、生きた目をした藁の少女。 　二人が出会った時、世界の時間が動き出した。 　※　この…

　校内に友達が一人としていないという杉咲楓は、生きる理由を探していた。だがこのままではいけないと感じ、何かを変えようと考える。それでも変わることは出来ないと流れるだけの日常に身を…

私の名前はマコト。 私には双子のお兄ちゃん“ユウヤ”がいる。 私は、双子のお兄ちゃんにずっと憧れてた。 私達そっくりなのに、お兄ちゃんが高校生になってからアイドルデビューして、…

通学中の電車の中。背中合わせの窓に映る、自分の後ろ姿。 そしてその「鏡像」に潜むもう一人の「私」と、 その「私」の告げる本当の「私」。 カップラーメンを作る間に読めるくらいの、…

ディープなファンの集うAA掲示板が熱狂した傑作長編がついに書籍化!! 僕は魔法使いの弟子。ボロ屋で一緒に暮らす「お師匠さま」は、世界有数の魔法使い、を自称している。 どう見ても…

「なんてくだらないのかしら」とフェンスに寄っ掛かりながら一人愚痴る可愛げのない女子小学生に、高校をサボってふらついていた俺は、ついツッコミを入れてしまった。 フェンス越しに背中合…

満月の夜、密林の中で背中合わせに銃を構える二人の兵士。

高校一年生の東郷りおは、親にも秘密の文通相手がいる。それは、拘置所で死刑執行を待ち望む男、山本公則。受験への焦りと昂る背徳心から、人を殺した人間との交流を始めたりおだったが、一人…