たかが詩じゃないか

詩音 悠

『帰らない愛の日』

「私を許して…」 

あなたはどうして言えるのか

僕の両手を 振り切りどこかへ去った人

まばゆい光に包まれていたよ

ただ愛だけ信じたあの頃

時は流れてゆく だんだん遠ざかる

信じていた日々 すべては終わった

心を偽り生きてはゆけない 分かってるだろう

あなたを遠くに 感じてる今では

帰らない愛の日



「私を愛して…」 

あなたの心が解らない

僕に背を向け 振り向き微かに笑ったね

幸せだったよ あの頃の僕は

ただすべてを捧げて生きてた

砕け散った愛の かけらを集めても

戻れはしないさ すべては終わった

心を偽り生きてはゆけない それが答えさ

愛する意味さえ 失くしたよ今では

帰らない愛の日


「私を信じて…」 

あなたの言葉に震えてる

思うがままに 生きてるあなたは変わらない

真実ではない 言葉を聞いても

ただ心が冷えてくばかりさ

偽りの笑顔 陰のある瞳

もう忘れたんだ すべては終わった

心を偽り生きてはゆけない 悔みきれない

振り向くことさえ したくない今では

帰らない愛の日

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