「真っ赤」を含む小説

いっつも誰がに出し抜かれてる、スカーレット・スカイライン。その鈍臭っぷりは、「ぐぬぬ〜！おぼえてらっしゃい！」が決め台詞なのだと周囲から誤認されるほど。 そんな彼女に、怪しい縁談…

「もうよく分からないけど凄い！ 凄いよ！ 何も話してないのに通じ合ってるって感じがした！ ていうかこれ本当にスポーツだね！ ゲーム中はずっとドキドキして体が熱くて、心臓もバクバク…

路地裏で死にかけた阿緒は天に拾われた。連れていかれた仕事先で見たのは大量の血と遺体、そしてそれを全身で楽しむ笑い狂う暗殺者。バンパイアや人間の返り血で真っ赤になって笑う狂人が、逃…

日露戦争で活躍した軍隊たぬきの子孫のたぬき、喜愛《きあ》と俺は、幼い頃喜愛を助けてから仲良しだ。喜愛は俺に良く懐いてくれて、今でもおりに触れて遊んでいる仲である。ところが幼馴染の…

故郷の緑の🟢惑星は呼吸を止めた。移動した地球で見たものは破壊した奴らだった。悪気があった訳では無いだろう。でも向かう方向は明らかに違う。弱肉強食なんだね。コロンピーナは陽気な宇宙…

「やっと来たか、あたしのプリンスちゃん。さぁ、恥ずかしがらないで、私の胸の中に飛び込みな」 水もしたたるいい声をした誰かが、あなたを呼んでいる。心地よく響く低音ボイスが艷やかな…

仕事帰り道で、つま先立ちをした。真っ赤な服を着た。女に見られていた。特に、何かをする訳ではないが その時、俺はある出来事を思い出していた。その瞬間、つま先立ち女は豹変した。

20XX年＿＿＿＿＿＿＿＿。 地球が不可解な出来事に包まれた。 突如、世界中の空に血のように真っ赤なオーロラが出現し、１週間に２回ほど真っ赤な月と雨が降る現象が見られるようになっ…

主人公の翔太は東京から東北の片田舎に戻った青年。 先輩に誘われて入った消防団。初めて出動した火事場は壮絶な光景が広がっていた。 翔太は、延焼を防ぐべく、隣家に続く建物を壊せと…

フィンランド北部・ラップランド地方。 中心都市ロヴァニエミ市の針葉樹林には、聖夜に子供たちへ贈り物をすることで有名なサンタクロースが集まる村、"サンタクロース村"があった。 こ…

真っ赤な血のような空に、荒れた大地、徘徊する生きた死者。そして、超常の存在、「モノノケ」。地獄のような世界を舞台に、狩人七灯焚がモノノケや上位存在を狩ってゆく、ダークホラーファン…

主人公は夢を見た。 辺りには一面の雪景色。しかし、その雪景色は真っ赤に染まっていた。

気弱な青年の柘は、繁華街の路地裏で不思議な男と出会う。 薫と名乗る美しい男は、次第に空っぽな柘の心に入り込み、柘を満たしてゆく。 柘は薫に依存するようになり、やがて薫の仄暗い秘密…

【第1巻発売中！】スニーカー文庫様のHPで試し読みマンガ公開中です。 https://kakuyomu.jp/users/titoku/news/1177354054894439…

　夕暮れに染まる教室で、俺は病死した幼馴染と瓜二つの少女と出会う。 「あんたがゆーくん？」 　黒髪ショートの少女が気の強い口調で訊いてくる。炎のような紅い瞳をしており、目元には泣…

50歳目前に憧れのアイドルに初めて逢いに行くためオシャレのつもりで真っ赤なパーカーを買ったおじさんの世間が見る目と、自身の感覚のズレ、そこから自信を失い社会生活からドロップアウト…

ジルヴェンドの自室に真っ赤な薔薇の花束が届いた。 使用人によれば用意を指示したのは双子の弟ファーライル。 受け取り口にされるのは迷惑だと伝えたところ、当人からは「おまえのだぜ」と…

昨年の同じような時期に投稿していた短編です。 まあ、いろいろございましてアカウントごと消失していたものを復活させました。 ああ、前に読んだなこれ、という方も。はじめての方も。主に…

カクヨムコンテスト10【短編】参加作品。 付喪神とは、長い年月を経た道具などに精霊のようなものが宿るとされる不思議な存在。これは終末世界での、とある付喪神のちょっとやさしくて、…

小さな印刷会社の営業マンとして働く諸田功介は、日夜理不尽な残業を強いられ、気の休まらない日々を送っていた。過酷なストレスを発散するべく、諸田は雨の山中に向かうのだが、そこで出会っ…