「無意識 短編」を含む小説

現代日本の検屍（法医学）で数々の事件を解決してきた大石花蓮は、事故で幕末の江戸にタイムスリップしてしまう。江戸で医院を営む家の娘になった花蓮はお花という名前で生きていくことになる…

　私たちは双子の姉妹だ。 　私が姉で、妹が妹。妹の名前は鈴花（りんか）、という。 　私は普通の会社で平凡に働いていて、鈴花は家で小説を書いて暮らしている。お互いに二十五歳。立派…

昔のトラウマから無意識のうちに人と合わせてしまうようになった私。 転校してきた女の子は、自分の心にとても正直な子だった。 帰り道に出会い、少しずつ仲良くなった2人。でも思春期の中…

コンテスト応募用フォーマットのため、冒頭三話で完結。 また、下記に「長編化した際のプロット」と「キャラクター設定」を記載します。 参考：長編版として過去に書いた作品↓　※主人公…

新宿でホストをしている、無気力な青年、黒峰白葉（くろみね・しらは）は、幼いころから不眠に悩まされたていた。 こと最近は寝付くことすらままならない。 そんなある朝、偶然『月宮…

雑居ビルを改装したとある下宿の大家はメイド服の少女型アンドロイドである。 アンドロイドであるエウロパの定期点検を任されている深澤ユイカは、バレンタインの余韻が残る2月15日に下宿…

　授業を終えた学生たちが集う食堂。大切なことを思い出した皇女殿下は、お気に入りの扇の房飾りを無意識の内に撫でていた。 　 　何か喚いているギラッギラのド派手服の赤髪でも、後ろに隠…

虫の知らせや風の便りなど、世の中にはなんとなくという無意識下での気付きが存在する。予感や直感、第六感とも呼べるそれを手助けしたりしなかったりする人達がいる。 『シラセ』もその一人…

シゲルは幼稚園の頃、自閉症であるコウジの世話を無意識的に行っていた。 しかしながら、シゲルは人見知りで、コウジ以外の園児とは直ぐに馴染むことができずにいたが、あることがきっかけで…

「ショートカットにしてよ。俺、ショートカットの女の子が好きだから」 ミヨと陵介は同じ大学に通う同級生カップル。静かでおとなしいミヨに対し、陵介は明るく流行に敏感な男の子。一見す…

僕は何かから逃げていた。漠然とした不安が足を鈍らせる。 しかし次の瞬間には、僕は逃げることを忘れ、「解放」されるための会議に臨んでいた。

私たちの意識の中には顕在意識と潜在意識の2種類があるのを皆さんはご存知でしょうか。1週間前に急に別れを告げられたエリが向かった先は――。潜在意識、別名・無意識。それは悲しみを呼び…

一話完結ですので、どうぞお好きなエピソードからお読みください！ いい意味でファーストフードよろしく様々な読者に、短編の読みやすさと、ヤンデレ特有の重たさを活かした、上質なヤンデ…

ファミレスで目撃した男子高校生二人のお話。 即興小説リメイク作品（お題：無意識のボーイズ 制限時間：15分） リメイク前初出　2020/05/19 この作品は（pixiv/no…

無意識の構造とはなんだろうか？ それは、発話か？グーデンベルグの銀河か？シネマグラフィティーか？それともインターネット？ 在るものと印すものは溶け合う。

いさかいや言いがかりの絶えない写真界隈にうんざりしながらも、私は成功した若手フォトグラファーとして懇意にしている団体による新企画のセミナー講師を務める。些細な思いつき、いつもの流…

カピバラの短編。 翼の折れた悪魔と、輪っかの欠けた天使が出会い、果てなしの空を目指す。

伯爵のトーマスは「貴族なのだから」が口癖の夫。 伯爵家に嫁いできた、子爵家の娘のローデリアは結婚してから彼から貴族の心得なるものをみっちりと教わった。 「貴族の妻として夫を支えて…

「君の査定は最低に変更せざるを得ない」 　社長の太鼓持ちをやっている部長から、今年度の給料が減額され、ボーナスまでカットされた。 　ふざけんな！ 　失態を犯したのは社長の息…