「海 人魚」を含む小説

　私は現在大学生。高校生の時、片思いの彼を海で助けたが『私が助けました』と言えなかった苦い経験がある。そんな私には最近、気になる人ができた。彼と海に行くことになったのだが、海に着…

深い深い海の底にあるコーラリウム国。 中心地の神殿に住まうのはペルラ・メレ・コーラリウム。引きこもり人魚姫だ。 ある日父である大王に呼び出され、最近交流ができてきたノーブルグ…

一番好きになった人は、もう手の届かない被写体。レンズ越しに指示するなら、偉そうに言えるけど。 人魚姫が一番好きな人、王子じゃなければ誰なの？

休日に釣りへ出かけた平凡な高校生・達郎。帰り際に釣り上げたのは美しい人魚の女の子・ナーちゃんだった。キャッチアンドリリースしようとするも彼女は海に帰ろうとはせず、そのまま達郎の元…

精霊の血筋であるホルスト家に生まれたゼトスは、水晶球を使って、千里先も見渡すことができる。遠見という特殊な力を持っていた。 しかしその家柄ゆえに、何が人の本心なのか見えない状況に…

僕は中学生で、彼女は人魚だった。 異形の娘との不思議な出会いから始まる、二人だけの物語。

西暦××××年。ある港町では、誘拐事件が立て続けに発生していた。 被害者の共通点は、『美しい声を持つ者』。『歌唱力の高い者』。 そこは古来より超巨大海洋生物の襲来を何度も受けてき…

【書籍化作品】 痛みを抱え、それでも前に進む出会いのものがたり 書籍・原作です 出版作品では、大幅に加筆・修正をしております https://www.kadokawa.co.…

海辺の町、瀰境町(みさかちょう)に住む小学生、天貝陸(あまがい りく)はどこか居心地の悪く鬱屈した日々を送っていた。 ある日お気に入りの磯で陸は、白い尾びれを持つ何かが、打ち上げ…

※応募要項により、結末までのあらすじです。ネタバレしたくない読者さまは、ここからあとを読まないでください。 あらすじ 　あの島に近づいてはいけない—— 　人魚伝説の残る地で…

　ある所に一人の人魚がおりました。 　人魚は好奇心旺盛で、広い海にあるあらゆるものを知り尽くしてしまったその後は、陸へと関心を向けました。 　そして一人の魔法使いと出逢いました。

うお座流星群が降る夜に、人魚が降ってきた。 すでに死んでいた彼女の死因を上司とともに探った私は、彼女の遺体を水葬にしてあげようと海に連れて行く。 そこにはもうひとり、海に棲まう人…

北海道網走市に座するとある大学。そこに通う大学三年生の花崗冬彦は、所属先の海生哺乳類研究室の解剖室で、奇妙なアザラシの胎児を取り上げる。 人の顔をし、人の声で泣くその「人面アザラ…

波乗り仲間から「人魚」と呼ばれる美しい男を、ひょんなことから陸に引き上げた男の話。 （2話、3話はその後の2人のおまけです） 第七回こむら川小説大賞に寄せて お題「光」

名刺代わりの短編です。 『ガラスのサーカス』17話にも載せる予定です。 同じ内容なので、既読の方はスルーお願いします。 気になってくださった方は、こちらもどうぞ。 ・もう１枚の…

田舎の漁村の若き船乗りイツキは、ある日灰色のサメと戯れ海を巡る夢を見た。 その地域では、 「海には美しき異形の魚がいて、時に誘惑し、時に喰らうのだ」 という言い伝えがある。 実に…

魚の上半身と人間の下半身をくっつけたような醜い生き物・半魚人が、ある日きれいな人魚に出会う。

とある漁村で生まれ育った〈志水セイジ〉。海と古ぼけた漁船しかない田舎町に飽き飽きしていた彼は、刺激を求めて毎日のように仲間たちと非行に走っていた。 しかしある年の夏休み、セイジ…

あの年の夏の夕方。海をのぞむキャンプ場。一回だけの夏合宿。 バーベキューを囲みながら、彼女はひとつの約束を願ってきた。 その約束は、数年たっても……ひょっとしたら数百年の時が過ぎ…