「機能不全家族」を含む小説

　もし人の心を読めてしまう人間が存在したら？ 　主人公・夜野響（よのひびき）は高校生の頃に謎の特殊能力に目覚めたこと、そしてショックな出来事が立て続けに起こったことで心に大き…

元気かな、達者かなとは思わない。 ただ思うのは「いつ死ぬのかな」という不謹慎な一言。

アルコール依存症の母から産まれ機能不全家族により育てられ 気付けばいつしか自身も精神が侵されてしまう。 逸れてしまった本当の自分を取り戻す事、そして 子どもの時から願ってやまな…

笠原いおりは、明日、「笠原」を捨てる。結婚して、新しい名字になる。そのために引っ越しの準備をしていると数冊のアルバムを発見した。アルバムをめくり、蘇る記憶の中で一際鮮明だったのは…

難病持ち障害者のプレママとして過ごして9か月。 ついにあと1か月で君は生まれる。 そんな君への想いを、毎日書いておこうと思う。 ここまで来るにも苦難が多かった。 悲しいことも、悲…

潔癖で、妻にも息子にも完璧を求める夫。 家では感情表現を殆どせず、コミュニケーションを取らなくなった息子。 いい妻であろうと無理をして失敗し、夫からも息子からも見下されている私。…

（茂上よう名義） 露草あえかさんのサークル「蠍の毒針」の同人アンソロ「手遅れ」寄稿の掌編小説です。※作中で男親の存在が不可視化されているなど留意事項がありますが、現時点ではそのま…

豪商・八坂木（やさかぎ）家の奥方として暮らすわたくし。 しかしひとり娘が男と駆け落ちしてしまい、わたくしはそれをきっかけに娘への憎悪を語り出す。 明治～昭和初期ごっちゃな感じの…

夫とふたり暮らしの私の元に、母から連絡が来る。 それは、別居の父がアパートで孤独死したという知らせだった。

虐待、いじめ、暴力、機能不全家族、教師からの放置等、小説媒体で主人公の過去の障害となりそうなあらゆる要素をコンプリートしてきた青年、羽豆春彦は、ある日、自殺を決意する。

二作かりんは映画館でライブビューイングを上映し、文化祭をサボタージュする計画を立てる。修宇あいはその策を聞き、乗っかることにした。 同時期、家庭尊重委員会”カソ”の幹部である路林…

私、松武こうめは、巨大な新興住宅地に住む専業主婦。 そこは、日々繰り広げられる住人たちの人間ドラマが渦巻く世界。 結婚相手の親（親族）が、 たまたま問題のある人だった場合、 そ…

私、松武こうめは、巨大な新興住宅地に住む専業主婦。 そこは、日々繰り広げられる住人たちの人間ドラマが渦巻く世界。 結婚相手の親（親族）が、 たまたま問題のある人だった場合、 そ…

東京、新大久保。 田舎育ちの風子は18歳で親に実家を追い出され、風俗で働いていた。 発達障害、精神病、毒親、LGBT、社交不安…… 様々な人間に囲まれて、一生懸命に、生きていく。

少子化対策としての『人間機能支援』という法によって出逢わされた、ギャンブル狂いの父と精神病の母。そんな冷めた家庭に、小さい頃の僕はその家の『子』として、法によって『施設』から充て…

始まりは、機能不全家族から。父と弟を吐き出した我が家は、現在ふたり暮らし。母と私の楽しいお家。でも楽しくないのが整理整頓。片付けたいけど適性のない母と、天然で整理の出来ない私。さ…

高三の夏、妹と一世一代の大喧嘩をした。 仲直りは、まだしていない。 ＊＊＊ かつて私たちは仲の良い姉妹だった。 母と妹、そして父。ありふれた機能不全家族の、薄っぺらいクッショ…

コドモたちの過ちを綴ったホラー短編集。 ※気分を害するような内容が含まれるかもしれませんので、ご注意ください。

近未来、男性が滅亡してごくわずかに生き残ったＸＹ染色体保持者は、様々なＸＸ染色体保持者と、”自由意志において”生殖しなければならない。 これはそんな世界で生きるごく少数の男性ーー…