風俗嬢風子のただならぬ夜
風子
第1話
しゃぱしゃぱしゃぱしゃぱ。
何の目的か、
シンプルさと機能性を欠いた面妖なデザインの部屋の窓が、湯けむりで揺れた。
人肌に整った温かいお湯を手桶いっぱいに入れ、ボディーソープとローションを少し垂らしてかき混ぜる。
泡立ったぬるぬるのそれを男性の体に塗り、全身を手で洗っていく。
人の肌に触れるのは気持ちいい。
手に伝わる男性の肌の柔らかさ、時々ゴツゴツした骨の関節の部分が当たって、それもまた心地いい。
温かい体温。安心を感じさせるぬくもり。
首から下に手をそわせ、撫でるようにして体を洗っていく。
肩から胸。胸からお腹。お腹から脚。
腕や脇、手先は特に丁寧に、念入りに。
足の指先、足指のあいだまで。
背中側は前からわきの下に手を通し、
男性の体の外側に這うように腕を回して抱きしめるような形で洗っていく。
最後に臀部。
まずは毛の密集地帯に特製ボディソープをたらし、洗うついでにわしゃわしゃと円を描くと溢れてくる泡をキャッチして
玉の後ろから横から、感触に沿って優しく広げ、ゆるゆると撫でる。
玉の後ろ、付け根、再度、お尻の穴まで。
腕を男性の股の下に差し込み、前後に動かしてするすると擦り、魔羅にも腹の下から滴った泡立ったソープを落とす。
付け根から先まで順序よく、皺を伸ばして皮に隠れた部分を優しく出すと、引っ張って内側に隠れた部分まで撫でる。
そこから異性の形を感じながら、丁寧に先端までの凹凸に沿って指を沿わせる。
ぬるっと根元から先端まで裏側を意識しながら撫で上げると
先のさきの僅かなすき間の部分まで、泡で感触を確かめながら優しく洗った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます