「棘」を含む小説

濁った茶色の街ラストシティーの禁足地で、ひっそりと植物を育てる少女ナナホシは、ある日奇妙なサボテン人間と出会う。 〈人物紹介〉 ナナホシ...植物を育てることを禁止された街で、…

「美咲、ちょっといい？」 　杏奈が私を呼び止めた。 「新入生の中に、ちょっと問題がありそうな子がいるの」 「どういうこと？」 「あそこにいる子よ」 　杏奈は控えめに指差した。 「…

「あんた、男が好きなの？」 彫刻科の天才、三井満から言われたその一言。 不倫関係にけりをつけられない主人公、園田美央の心にその言葉は刺さった。

背の高く痩せた高校生、蛍川水華は後輩の新条雪希を好いていない。 背の低く痩せた高校生、新条雪希もまた、先輩である蛍川水華を好いていない。 十年来の付き合いがある二人は、惰性で続く…

シリアスも含みます。

2024年10月、天童家に娘を誘拐した犯人から電話がかかってくる。しかし、天童家の人間には死んでも一度だけ生き返ることができる、先祖伝来の特殊能力が備わっていて……? 【登場…

聡と辛い別れをした遥はその傷が癒えぬまま、学生時代のサークル仲間、光一郎と寂しさから結婚してしまい、娘の紅葉が生まれてしあわせな日々を過ごしていた。そんな時、遙の会社の取引先の商…

金を稼ぐためなら何でもやる武器商人、松葉孝司郎はうっかり戦地で死んでしまう。そして死後に来た異世界も戦争の真っ最中だった！ そこは神に祝われた国、悪魔ラトーに呪われた国ラプセル…

　酔っぱらいの悪ノリでムラっとしてプロローグ書いた。今は反省してる。 　プロローグから先全然中味決めてないから、ある程度落ち着いてから紹介文書きます。悪ノリは長続きしないものでプ…

　厄災戦。この世界の人類が経験した数少ない大きな災害とも言うべき戦い。数々の傷痕を残していったが、人類はなんとかその脅威を退けることができた。それは大局を見れば概ねハッピーエンド…

女子高生✖️ヤンキー✖️異世界＝大炎上！！そしてもう一つ合わせて…無限大！！！！！！！ 超がつくお嬢様達が通うことで知られる高校<私立ハレルヤ女学園> ただそう言われていたのは…

テーマ『はなさないで』の予定でしたが、 ちょっと違う気がしたので寝かせて推敲してました。 1985年3月。 KAC20244の『ささくれに絆創膏』の二人のその後。 『ささくれ…

ブラットは剣と魔法の世界を旅する冒険者だ。幼馴染の魔術師キッシュと、戦士のビフ、そして神の信徒であるバーニャとパーティを組んで、日夜、危険を伴う探索に繰り出している。 そんなブラ…

”恋はか弱いものと君はいうのか？　恋は、荒々しく、 　無常で、残忍で、棘のように人の心を刺すものなんだ。” ——『ロミオとジューリエット』　ウィリアム・シェイクスピア　平井正穂訳…

私の自主企画【第２回　女性作家の集い】 にて、最後まで私の心に棘のように刺さっていた作品に 寄せる思いを綴りました。 寛大なる作者様に、感謝を✨️ そして、さらなるご活躍を願っ…

僕の人生、黒歴史の連続でした。 その記憶は、その出来事は、ここには書き切れない程大量に思い出されます。 それは、一生胸の中に些細な棘のように疼き、残り続けるのだろうと思います。 …

KAC20447、お題【色】をテーマにしたお話です。 主人公はボク。まだ、愛とか恋とかよくわからなくて、どう接したら良いのかもわからない。 そんな、ボクに刺さった小さな棘のお話で…

僕:自分の軸がブレブレで、人に流され揺れ揺れと、刹那主義をもて甘し、つれづれ怠惰で苦労を知らないそんな人物 塾長:人生の栄光を平成に置き忘れてるタイプ。数多くのコンプレックスと…

KAC2024第４回お題「ささくれ」 ◆ ①ささくれだったぼくのこころを 　きみがやわらかくつつみこんだ ②走っているときだけは、ぼくは別人になったらしい。 ③先輩は、わたしの憧…

森の中、少女は棒を握る。 鋭く尖らせた棒で、刺すための鍛練をする。 そして棒から取れた棘が、少女の手のひらを刺す。