桜の季節は毎年繰り返し同じように移り変わるけれど主人公らの気持ちは、同じように淡々と変わってゆくわけではなくて……その対比が、彼らのピュアな気持ちを描き出して胸がきゅんとします!物語全体を通して、桜と空の色彩が、とても美しくシンボリックに表現されている素敵なお話でした。出会いと別れの春に、ぴったりなお話です。
桜とからめた、幼い頃の出会いから、中学生の、青春の話です。さらっとした語り口で、情緒があります。口に出したい思い、でも、うまく口に出せない……。その青春のもどかしさが、淡い桜色に映えます。おすすめですよ。ぜひ、ご一読を!
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