彼女の表情に桜の繊細な色を重ねる、主人公のナイーブな感性が瑞々しいです

桜の季節は毎年繰り返し同じように移り変わるけれど
主人公らの気持ちは、同じように淡々と変わってゆくわけではなくて……
その対比が、彼らのピュアな気持ちを描き出して胸がきゅんとします!

物語全体を通して、桜と空の色彩が、とても美しくシンボリックに表現されている素敵なお話でした。

出会いと別れの春に、ぴったりなお話です。