「恋文」を含む小説

　僕からの真剣な恋文に対して、彼女からの返事は『あなたの本棚を見せて』というものだった。本棚を見せてということは、あなたの知性を語ってと言っていることに等しい。しかし、自分の家に…

ライト【BL】です。 初心者の方でもお楽しみいただけるかと思います。 ５月２３日は「恋文」の日。それから「キス」の日なんですって。 なので、特別短編です。 同棲しているという…

僕に届いたラブレターには毛虫がいた。 差出人の名前を塗り潰すハリケーンのような体に目玉が２つくっついた簡易な毛虫。 いったい誰がラブレターを書いたのか。 その真相は思いもよらぬも…

「せんせ、あのね」 高校の卒業式が終わったあと。こんな言葉から続けて彼女は住所を教えてほしいと頼んできた。今年送った年賀状は駄目になったとか。 また来年の年賀状のためだろう。そん…

第一回目　月の光 小学生の時分 掃除の時間になると、必ずかかっていました。 勿論、ピアノ曲の方ですけどね。 当時、音楽の先生が「先進的」な方でして、 「掃除の時間に流れている…

「私に、恋愛を教えて」 部活動に入らないかと彼女に突然言い寄られる。僕はただ、静かにこの高校生活を終わらせたいだけなのに。 桜坂桜は、自分の入ろうとしていた部活動が廃部寸前だと…

「時計」「山」「手紙」の三題噺。 登山中に偶然見つけた手紙の持ち主を探し始めたわたしは、変わった見た目の男性と出会い、手紙の返事を書くことになる、すこしふしぎ物語。 5分で読める…

認知症を患う母親と一緒に暮らすことになった晶子は、ある日、母親のタンスの奥から中学生のときに書いた恋文を発見する。

アニメのキャラを好きになった男の綴り。

結賀と明日乃、晶と紅葉は四人とも幼馴染であり、小さい時はよく遊んだ仲だった。しかし、中学、高校と年齢が上がるにつれ、四人の間でも恋心が芽生え始める。 中学二年の春に結賀と紅葉が付…

平安時代。 思い人から恋文が来ない。 恋人ともう何日も会えていない。 歌の席で上司の前で、詠まなきゃいけない。 宮中に出向かなくちゃ。 すとれす。心痛。心労。 もう一度言う。スト…

「青春なんて下らない」 効率的な日々を愛する高校生、園原春馬はひょんな事から生徒会選挙に出ることに。最初はイヤイヤだったものの、生徒会選挙に隠されたある人物の"想い"に春馬は徐々…

ちぃには、自分を取り巻く全てが真っ暗にしか見えなかった。 この暗闇で今までも生きていて、これからもずっとこのままだと思っていた。 それでも光を求めて、必死にもがき続ける。 そ…

〈恋文機械代筆業〉で小遣い稼ぎをする主人公は、ある日奇妙なラブレターが生成されたことに気づく。

　大晦日の夜。俺、彼方万里（かなたばんり）は、 　幼馴染の恩田真子（おんだまこ）に呼び出されてPCの修理をしていた。 　昔からコンピュータやプログラミングが得意なので、このくらい…

山脈で暮らしていた少年は、聖夜の夜ふとしたことから窓を開けていると1枚の紙が入ってくる。それは、『蒼天族』という伝説の部族からの恋文でありこれは触った本人とその一族にしか触れれな…

この世界は直に終わるだろう。【獣】に食い荒らされ、降り続ける雪に沈み、やがて滅ぶのだ。 少年はそれを救う為に、禁忌の地へと歩みを進め――そして、【魔女】に出逢った。 自らを殺し…