「平成から令和へ」を含む小説

　二十三年前に父が犯した殺人を、俺は悪夢の中でくりかえす。ミスを正し、トリックを弄し、完璧に証拠を隠滅した。それでも探偵に見抜かれてしまう。犯行を隠し通す手段はあるのか。あの日、…

僕らは、無意識に裏切り合っている。 2019年、平成が終わろうとしていた頃の日本。時代の大きなうねりのなかで、この時も人々は各々の勝手を生きていた。たとえ誰かの人生が恵まれてい…

無線が趣味な高二の大空。平成と令和の変わり目であるGWに、奇妙な非常通信をキャッチした。それは、宇宙人が「実験場」としている地球を廃棄するというもので——。 気になる彼女と、地球…

ラジオドラマ『あ、安部礼司』の感想を毎週を書いています。 いちおう放送直後に更新予定。たまにタイムシフトで聴いてます。

ただ、思う事。 それを書いております

四方晴彦は両親の離婚により、母方の実家への引っ越し、東京私立の中高一貫校から田舎の公立中学校に転校した。同じクラスの学年一番の学力を誇る、どこか暗い陰のある路花という女生徒と、親…

◆櫻絵の祖母となる風間フクは、激動の関東大震災で、生涯の伴侶、生原元を得た。 時は過ぎ、フクの次女生原さくらが、娘の生原櫻絵に父の危篤を知らせる。 二十三歳の櫻絵は、父への想いで…

今年の本家「紅白歌合戦」はどうにも、おもんない感じがするので、私がこの一年間、最も観聴きしたり、歌ったりした新旧の曲を此処で一気に展開します♬

平成の天皇誕生日に生まれた私たちは、文通によって友人になった。 平成も終わりに近づいた頃、彼女は手紙を寄越した。 「令和ってなに？」と。 これは私たちに訪れた、すこしふしぎな物語…

乳がんだと思わせたまま、昭和、平成、そして令和の３時代を図々しく生き抜いている祖母の話です。

バンドをやろう、唐突に言い出した奈々の一言であたしたち5人はあの夏、バンドを組んだ。 ダンスチームを作ろう、そう言った奈々の一言であたしたち5人はあの夏、踊った。 そして、こ…

平成から令和に変り、誰もが『令和』という時代になれた世間。昔の学校とは違い、今の学校事情は問題が山積みであった。生徒の間でのネットのいじめ、先生の体罰問題、不登校……などなど『現…

雨が憂鬱なのは 人の心が曇っているから なんだなあ 　　　　　　　　　　輝輝坊主

　時代は平成から令和へと移り変わる時。 　日本には未だに妖怪や幽霊の仕業によって命を落とす者も存在していた。そんな害悪を長年祓い続けている一族がいた。それが天皇であった。天皇は三…

月に魅了され、月の歌を聴くことができる存在——〝月に捕らわれし者〟《ルナティック》 月に捕らわれた者は人ではない「何か」へと変わってしまう。 そんな存在を狩る者たちがいた。 そ…

大学一年目のクリスマス、乾 侑斗は目覚めると、そこは2年前だった。 厄災が続く令和の時代。今年こそは、きっといい年になると信じて、希望を持って前を向く。

元号が平成から令和に変わって数年が経過した、20XX年。 日本では、多数の人々から敬われ愛される人間が神のような万能の力を持つ現象・『カミガカリ』が発生し始めていた。 スポーツ…

　戦国時代という世に、異世界転移してしまったひとりの青年、芹沢拓斗。そんな彼が悩み、驚き、恋に落ち、楽しみ、悲しみ、奮闘する様を、『本能寺の変』を背景に描いた作品です。 　そも…

昭和、平成……そして、令和に突入し 『スポーツは孤独な戦いである』 というキャッチフレーズは変化を遂げる。 『孤独を楽しめる戦いこそがスポーツである』、と。

スクールカーストの最底辺にいて、いつまでも果てしなく続く不変で退屈な「終わらない日常」にうんざりとしながら生きていた主人公の“僕”は、ふとしたキッカケで高校2年の冬に他校の女子高…