「常闇」を含む小説

「籠目籠目、籠の中の鳥居は、いついつ出やる、夜明けの番人、鶴と亀が統べった、後ろの正面だーあれ」 自他共に認めるメンヘラの英　煌《はなぶさ　あかり》は、深夜のいろは坂をバイクで…

　ほんの僅かな鈍い光さえも決して射すことの無い漆黒の闇が無限にひろがる其の場所で、異類異形の影が無数に蠢いていた。 陽なたの世界からは完全に遮断されたーーーーーー森羅万象に逃れ…

常闇神社から売り出されてる恋愛成就の御守りの効き目がものすごいらしい。なんでも呪いの力で絶対に恋を成就させられるんだとか。 最近、そんな噂が出回っている。 私、御霊炩（みたま…

立ち込める黒雲が常に空を覆い閉ざす、常闇の世界。この世界の空に地上を照らす陽はなく、闇が立ち込めるばかりの暗黒の地上は、吸血鬼という種族が支配していた。その世界の支配者、吸血鬼の…

子供の頃から見てはいけない者が見えた。それは、排水溝や扉の隙間からこちらを見る黒いなにか・・・何処にでも現れ俺達を見ているがはっきり姿を現すことは無かった。小学校5年生の時俺は、…

「あなたが噂の魔女殿か？」 街を追われ森の中で薬方店を営んでいたトーナのもとを訪れたのは、銀髪碧眼の美形の騎士ハル。 彼がもたらした依頼はトーナの人生を大きく変えるものだった…

平々凡々の暮らしをつつがなく過ごしていたある日、その暮らしは非情にも暗幕を下ろされた。 未確認高知能存在、Unknown High Origin Human、通称【UHOH】。彼…

東京へ上京した1人の新社会人、その女性の前に現れた荒廃した東京と、紫の空、そしてそこで戦う1人の少女、これは深淵に包まれし「常闇東京都」での物語

常闇の女神ことダークンが日本に帰ってきた。眷属の二人も一緒だが、果たして彼ら『三人団』はこの世界で何をなすのか？　ただ思い付きで周囲に死と破壊を振りまくだけなのか？ 常闇の女神、…

常闇大学、狂育（きょういく）学部。 ここは、「意中の相手の心と身体の安全で健全な束縛と独占はどのように実現できるか？」という問いに答えるべく、研究者とその卵たちが日夜、狂育方法論…

賞金獲得総額は7年連続のトップ。 明晰な頭脳に、抜群の身体能力、あらゆる知識と技術に秀でた男、一条 啓。 ある日、啓に新たな依頼が来る。 依頼内容は『あるビルの最上階に住む人物…

病院のベッドの上で死んだ僕は、新しい身体で目を覚ました。 つやつやの肌、小さな手。 僕はもう一度赤ん坊として生を受けたらしい。 さあ、次はどんな人生を歩もうか！ 何でもできる！　…

時代は１４世紀の中国。 繁栄を極めている大元帝国に、現代からやって来たひとりの女性が。彼女の名前は雪花。転落事故でこの時代へタイムワープしてしまう。天から落ちるようにしてやって来…

これは、ある少女の物語。 神の言葉に導かれ、常闇の世を照らす光となるべく踏み出す、初めの一歩。 支えてくれるもののため、憧れの人に近づくため、理想の実現のため。 そして、母なる神…

心霊系の怖い話を中心に書いて行きたいと思います、正直に言いますと書こうか悩んだジャンルでもありますが色々とチャレンジしてみようと思い書きました。ですので作者が「嫌な予感」を感じた…

双子編：2017年2月発行。同年8月コミティアにて頒布。 ブラックスター編：2017年10月発行。同年テキレボにて頒布。 兄妹編：カクヨムにて初出。（ちょっと趣向を変えすぎて、後…

探偵が迷宮（ダンジョン）に入ったり入らなかったりして事件を解決する物語。読者の方もウェブ小説で得たファンタジーの知識を存分に活かして謎を解いてみてください。 【『常闇の墓場』冒…

――見せてやるから、ついてこい 　ここが人間で居られるかの境界線だ、と伝えるような瞳を彼は向けていた。 ――私たちは魔法少女！　アンタたち人間を食べる奴らを浄化する正義の…

政略のための結婚は当たり前の世界での話。 常闇の姫は、ある日から突然やってきた温もりに恋をする。 しかし、日々の幸せを味わっていた彼女の元に、両親が婚約の話を持ってくる……

それは、世界を真っ平にするための生物。 土砂爆弾が大地を覆い、暗腔膜が空を隠した、暗闇の大地。 人々は、微かな物音から心の機微まで、ありとあらゆる揺れを察知し、食らう、精式生物…