「中華風ファンタジー 短編」を含む小説

黄犀国の四大貴族、朱家の次女、夏雨は特別な力を持っていた。 その力と夏雨を手に入れるため、将来、皇帝の座を約束されている恵心は逃げた夏雨を探す。 夏雨の双子の姉、暁雨を側室へと…

　龍族が住む山と鳳族が住む山の間に大仙山があった。 　人間族が管理する山であったが、時折龍族や鳳族が訪れることもある。 　龍族の男性がそこで出会ったのは、たおやかな女性だった。 …

【ノベマ！　40回キャラクター短編小説コンテスト　最優秀賞作品】 【加筆書籍化『後宮の幸せな転生皇后』】 アラフォーでオタクの朱音は、同人イベントから帰宅した際に彼女の将来を悲観…

下校途中に寄った公園で、珍しいトカゲを追いかけた凛（１３）は、異世界に引き込まれた。 転移した先は、落城直後の城の中。そして侵略してきた連中は、この国の皇子を探しているという。（…

【あらすじ】 　この世とあの世の境には大きな川があると言われている。その畔に佇む瀟洒な館の主は、『忘却の女神』と呼ばれている存在。あの世からこの世へ再生する前に、人々に『忘却の…

その国の後宮には、一匹の恐ろしい怪物が捕られておりました。 ＊板野かも様主催の新匿名短編コンテスト四季の宴に参加させていただいていた作品を改稿しました。

角川ビーンズ文庫様より、12月1日発売予定『華月堂の司書女官　～後宮蔵書室には秘密がある』 https://beans.kadokawa.co.jp/product/serie…

バイヤー、それはどんな商品でも用意する仕入れ業者。バイヤーである新庄悟とルーは、中華風の異世界にある紅養という都市に「龍の感涙」という品を探していた。顧客の要望に応えるため、二人…

悲しいかな、小人ほど大それたことを行いたがる。 英州の高拓海がそうであった。 たとえ能力があろうとも、正しく用いなければ却って自らを傷つける。 英州の高拓海がそうであった。 これ…

　景の国の陸鵬将軍は、若いころに道ならぬ恋に悩み、ある試練に挑んだ。 　それは、秘めた恋を封じ込めるという、地底湖の祭壇への暗き道のりであった。 　墓に潜り、闇に挑み、毒虫と対峙…

第１回kino-kuni文学賞で優秀賞をいただいた短編です。 半年前、軍師を志望して城の門を叩いた黄雲は、主君・李洪に気に入られ、遊び相手という地位を確立していた。 今日も遊ん…

読者のみなさま、いつもありがとうございますm(__)m 角川ビーンズ文庫様より『華月堂の司書女官』好評発売中☆ カクヨムにて、発売記念短編を掲載中 ・『華月堂の司書女官　幼な…

【お詫び】 　いつも散画追集封妖譚をお読み頂きありがとうございます。 　誠に勝手ではございますが、今回の話が完結するまで不定期更新とさせて頂いております。 　ちょっと難産で……o…

男装の出前少女の雷凛風はある日第二皇子の肖子偉の所に出前を頼まれる。彼にはよからぬ噂しかないのだが、実際に会った彼はどう見ても布だるまだった。いや恥ずかしがりの青年だった。噂と実…

　この国では樹木を墓標にする。 　これは樹の下の、ささやかな思い出のはなし。 　中華風味ファンタジー「散画追集封妖譚」の、妖を封じない掌編連作シリーズです。 ※カクヨム版は縦…

　ある辺境国にて、王の三女である恵玲公主（けいれいこうしゅ）は、実は両親の悩みの種。出生時に占い師から「その運命を読むことができない」と宣告されたばかりか、幼い頃から不可思議な能…