「ファンタジーBL 切ない」を含む小説

病気で二十歳までは生きられないと宣告された佐山那津(サヤマナツ)は、死ぬ前に子供の頃、療養中に山の社で出会った美しい黒い羽を持った小さな神様ミツキにもう一度会いたいと願った。願い…

やむを得ず骨董屋で働くことになった十五歳の少年ネイト。 様々なものがひしめく店の中、彼は棺で眠る黒髪の少年人形を見つける。そして店主に言われる――吸血鬼人形クオーレが『生き返る』…

『勇者のママは今日も魔王様と』シリーズの4作目です。 1作目『勇者のママは今日も魔王様と』 2作目『勇者のママは海で魔王様と』 3作目『勇者のママは環の婚礼を魔王様と』 上記3作…

『私が魔王に愛される方法は二つ。一つ目は勇者を魔王の望む子どもに育てること。二つ目は魔王に抱かれること』 人間のブレイラは魔王ハウストから勇者の卵を渡される。 卵が孵化して勇者…

乃亜と旭は血の繋がらない兄弟。 だけどとても仲が良い。 乃亜は旭に密かな想いを抱いていた。 そんなある日、ある男と会って乃亜の秘密が暴かれる。

幻夢郷。まぼろしと夢にあふれたところ。 その見世には、『瑠璃（るり）』と呼ばれる『人魚』の男娼がいた。 青いうろこの脚を持つ瑠璃。しかし彼は、自分が本物の『人魚』でないことを知っ…

とある小さな王国の王子に生まれたサマードは、ある日、お忍びで訪れた町で誘拐されそうになった時、一人の少年に出会った。 軽やかな身のこなしのその少年の背には、月光にさえ溶けるかのよ…

お稲荷様と男は両片思い。 「泣く時は声を上げて泣きなさい。そうじゃないと、誰にも気づいてもらえないよ」と言っていたのに、男は声を上げずに死んだ。 男が死んだことを風の便りで知った…

「私は、私の正体が知りたいんだ」 “自分の正体”を探して旅する美しい薬師の男、朧。そんな彼に出会い、救われ、傍に在りたいと恋慕う妖鳥の少年、椿。 ひとところに留まることなく続…

祐希と颯真は高校の先輩後輩で男同士の恋人同士。 二人はやがて大人になり医師となり、幸せは未来永劫続くと信じていた。 死が二人を分かつまで。 その願いだけは神様に聞き届けられた。…

【縦読み推奨】 神鬼と人がまだ同じ世界にいた頃のお話――。 叡智と音の神であり、また戦闘神としても崇められていた弁財天神には、彼女に仕える童子が十六人いた。 童子達は悪さをする…

王子と知らずに森で迷っていた少年を助けた青年は、やがて王子の世話係として王宮に召し抱えられた。それから数年、王子は十八歳の誕生日を迎え王太子妃を選ぶ日がやって来る。 その愛は呪…

泥棒で詐欺師で自信満々な男と、尊大で孤独な神の申し子との恋にもならない筈だった恋物語。 「神託の輝石」をめぐって自由に生きたい男ノーランマークと、運命に従って生きるしかない青年ラ…

　神である蓮は妻子ある身だ。何とも説明したいが、彼にはもう一人妻がいる。それは人間の女で、魂も宿っていない、仮の存在――オマケ。 　ある日、彼女の本棚の隙間から、神様名簿を見つ…

ファンタジーBLです。 【あらすじ】 王は紫、奴隷は灰色……。 色による階級で人の心を縛る国、ノーグ。 人々は身につける衣服の色に己の価値を託していた。 身分最下層の少年、灰…