「ハイボール」を含む小説

寂れた商店街の一角に店を構えるホルモン焼屋「ホルモン　みち」。燻煙漂うカウンターでは、今日も客と店長の密かな攻防が繰り広げられていた。 殆ど飲んで食べてばかりいるだけの小説です。…

あらすじ…あ・ら・す・じ この文字の配列を考えて発音したのは誰だ！知っても　ふ～ん　だな！

　山田きなこは二七歳、漫画家志望。とあるスーパーの青果にパートで勤めながら、漫画の投稿をしている。 　スーパーで起こる先輩パートやお客とのトラブル、仕事をこなしながら漫画を描き続…

『私は神様でーす☆』 どうやら俺は死んだらしく、血塗れの服で真っ白な空間に独り居た。 流石に説明が欲しかったので、必死に呼び掛けたら、現れたのは幼女だった。 『虻に刺されて…

日々の仕事や人間関係に疲れ切っていた社会人三年目の琴田護は、ひょんなことから、隣のアパートに住む東美樹と出会う。彼女の自由奔放な性格に戸惑いつつも、徐々にその明るさに惹かれるよう…

ある日、ぼくに一枚のハガキが届いた。 そこには「ヒヤシンスはじめました」と書かれていたんだ。 しろくまと北極のなかまたちが繰り広げる ハートフルコメディ、をめざしてます。 夏…

ハイボールと共に生きた男の物語

夏終わりに新しくBARが出来た。 そのBARは繁華街から少し離れた雑居ビルの3階にある。 酔った人にはちょっときつめの階段を上がった先には、過去の過ちに深く傷ついた者がほろ苦い赤…

【ここには絶対、愛しかない。】 開かずの部屋に突如入居することになったのは、睫毛の長い色白美人。 個性豊かな住人が住まうアパートの一階で、ひっそりと営業する居酒屋『えんむすび』…

　都内の大学に通う２０歳の「晴樹」は、祖父の訃報を聞き田舎の実家に帰ることに。その日、祖父の遺言に従い、祖父の店だった居酒屋でハイボールを作ってみたところ、「誰か」が店に入ってき…

満員電車のなか、死んだ顔の乗客たち。 僕もそのなかの一人だった。 そんな繰り返しの日々、僕のイヤホンが誰かに絡まったのは、 何かの気まぐれだったんだろうか。

小ざっぱりとした風貌、さわやかな笑顔、煙草は吸わないし酒は嗜む程度に留める。男を褒めそやす声は飽くほど聞いたが、謗る声は全くと言っていいほど聞かない。しかし、その男の本性を、私は…

【今度はハードボイルドなテイストで】 登場人物は三人。その関係は？ 一味違ったミステリーをお届けします。 一話完結のショートショートです。 ※阿井上夫さま企画基準　PV86/…

今日もあのメニューを求めて、俺はその店に足を運ぶ。

　青年は古い友人と飲み屋で酒を酌み交わしている中で、先日自分の身に起きた出来事を吐露する。友人はそれを初めて飲む柚子ハイボールに口をつけながらただ黙って聴いていた。それは確かに青…