「スケッチブック」を含む小説

「兄ちゃん、七つの地区に分けるわ。此花区は、祐子、悦子。東淀川区は真知子と今日子、東成区は真美・ぎん、生野区は稽古とあゆみ、旭区はみゆきと真子、平野区はジュンといずみ、西区は私と…

幽霊部員だらけの美術室。いるのは絵を描く私と隣で寝る彼だけ。でも今日はいないから―― KAC20247のお題『色』にちなんだお話です。

絵を描くのが趣味の女の子、アンナは、母親がメイドだったので、自分もメイドになった。 メイドとして働く日々は散々なものだったが、何年かたったころ、おかしな女の子に出会う。その女の子…

高校に進学した望月　光雅は、人間嫌い。他人に関わろうとせず、年の近い人間をバカにしていた。 入学式の日、大きなスケッチブックを持ったクラスメイトの陽輪　司と出会う。 最初は興味も…

　 　ある日、小さなスケッチブックが、家に届いた。そこには、数々の絵が描かれていた。でも、一つおかしな点がある。どの絵にも、「色」がないのだ。 　そのスケッチブックは隣に引っ越…

絵を描くことが好きだった少年——泉梨央（イズミ リオ）は、15歳で病死した。 気づけば一人見知らぬ草原の上。そして、なぜか傍らにはペンとスケッチブックが……。 「夢？　何だかよく…

　ある夏の日、絵が描けなくなった美大生の文は声を失った高校生の美波と出会った。

ふと視線を感じる。また描いているらしい。好奇心に駆られて覗き込んだスケッチブックに描かれていたのは……

五十嵐 秋人（いがらし あきと）はどこにでもいる高校1年生の少年だ。 幼馴染みの双葉 祈里（ふたば いのり）に告白するため、屋上へと呼び出した。しかし、そこでとある事件が起き、二…

　雨の日の植物園の中で、高校生の未来は同じ年の涙という名前の少年と出会った。

　いきなりマフラーを引っ張られるーー。 　スケッチブックを持った僕の目の前に、一人の少女が笑顔で立っていた。

韻文あるいは散文のお部屋。 「スケッチブック」よりも、筆者の心情を濃くかきます。 「スケッチブック」との使い分けは、完全に自己判断。

　中古のスケッチブックのように、黙々と自宅、学校、アルバイト先を行き来する淀んだ白い日々を送る芳内克月。深海のように、派手派手しい毎日の裏に青い葛藤を持て余す風間実。花火のように…

思いついて書き溜めていたものが溜まってきていたので製作順もなにもなく投下していきます。

小林優佳は両親との暮らしに幸せを感じ、それが永遠に続くと思っていた。だが、母の病死で幸せは崩れる。11年後、優佳は窓に指で落書きをする。母の趣味は絵を描くことであり、絵を描いてい…

【あらすじ】 　父の方針通りに進学、就職し、公務員として働く僕。理由なき空虚感を抱えつつ日々を送っていたある日、僕と瓜二つの容姿を持つ中高時代の同級生、ジュンが卒業以来初めて夢に…

亡き恋人の母親らしき人物が残した、スケッチブックと書簡。 当人に知らされなかった哀しい事実が明かされる。

入社２年目、システムエンジニアの僕は忙しい毎日を送っていた。 束の間の休暇で実家で見つけたのは古いスケッチブック。 そこに描かれていたものを見たら遠い記憶が……。 自主企画…

『タウ・デプス』の続編にして完結編。あっくん中二の夏休み。長野からやってきた小さな婚約者は、事故物件処理の専門家だった納水封儀（ノウ・みふぎ）の実子だと言う。 「お母さんがみふぎ…