「もう一歩」を含む小説

幼い頃に母を亡くした大学生の私は、父から義母となる女性を紹介されるが、距離の縮め方がわからず戸惑っている。 そんなとき、母が作っていたドーナツを自分でも作ってみようと試みる。 「…

　佐藤　春子は湯島の海で救助した少女ピアを、大学の研究室に連れ帰る。彼女は地球外生命体であったが、春子にとっては些細なことだ。 　一ヶ月後、ピアは告白する。世界が海没した原因は自…

　以前コバルト短編小説新人賞にて『もう一歩の作品』に入れていただいたものを手直ししました。そのため規定枚数をオーバーしてしまいましたが、ご容赦ください。 　また、一万文字あり…

生真面目な吹奏楽部員と熟女と付き合っている噂のある同級生の話。 男子高校生ふたりの青春の一コマ。 某短編小説の賞に投稿してもう一歩だった作品です。

（2017.7.17　三つに分かれていた『俺、今、女子リア充』をここに統一しました。２、３も消さずに残しておきますが、今後の連載はこの無印で行います） 　オタクでぼっちな「俺」…

雨と一緒にぶよぶよが降ってくる、少し不思議な俺の世界。今の生き方が唯一の正解だと信じていた。橋の下で本を読むあいつに気がつくまでは。 20230804加筆修正版。第225回短編小…

中学二年の年度末、幼馴染が親友に告白した。二人は付き合い始め、仲を深めてゆく。 けれど、僕は知っていた。桜より早く咲き、春を告げる清純な花の実には、毒があることを。 ※集英社We…

地球には16年周期で彗星が衝突する。 直系五十キロを超える彗星は人類を滅亡させるものだ。しかし、その悲劇は16年周期で誕生する人柱によって回避されていた。 そしてその人柱だった…

悪態ばかりつく魔法の鳥とともに旅をする青年セロ。偶然たどり着いた村での出会いが、彼の心に新たな想いを芽吹かせる。 第220回短編小説新人賞でもう一歩だったものです。

　いよいよ12月になって冬の寒さが感じられるようになったとある日のこと。 　俺、夜野影治（やのかげはる）は一年後輩の朝野夕日（あさのゆうひ）と一緒に沈んで行く夕日を眺めていた。 …

氷河期が訪れた地球に取り残された女の子の話。 webコバルト「氷河期小説賞」もう一歩の作品。

【あらすじ】 大学生の蜂須賀はキスが嫌いだった。彼女の水川は何とかキスをしようとするが。 【備考】 ・本作はコバルト短編小説新人賞２０４回でもう一歩となった作品です。 【デー…

弔いにふさわしいのは、涙なのか。新人看護師が、死への向き合い方に対して葛藤する物語。コバルト短編小説新人賞「もう一歩」作品。

ピアニストとして活躍する岩清水祐介のもとへ、一人の男が訪ねてくる。男は刑事ー名前は下総三朗ーで、祐介が関わった事件を捜査している。とは言え、以前聞いた質問を何度も繰り返し、そして…

ある休日の博物館での出会いと別れ。 恋愛下手な女子はこうやってチャンスを逃す。恋愛下手の男子はもう一歩を踏み出せない。 次を約束しながらも大事なことを知らないまま別れるなんてバカ…

コバルト文庫短編賞　「もう一歩の作品」に選んでいただきました！ 　糖尿病とアルコール依存症を併発している母さんは、もうすぐ視力を失う。 画家である母さんに失明は致命的だ。でも、…

こちらはまずタイトルありきの短編です。 「竜葬」ってタイトルから何を想像するか。たぶんみんな共通のイメージが浮かぶと思う。鳥葬とか花葬とか。 そのイマジネーションをもう一歩先に…

雨と、疲れと、白い紫陽花と。 あと、もう一歩。 生きる。

「いいお姉ちゃんでいるのも楽じゃない」 　そう思いつつも、頑張っている女の子の話です。 　ホームドラマ？かもしれません。でも、恋愛に発展しそうな雰囲気はあるので、無理矢理いれまし…

ハヅキにいつも何かに巻き込まれるアリサ。ふたりは人類最後の砦と言われる研究所で、食料の研究をしていた。1週間も行方をくらましていたハヅキがアリサへ持ってきたものは仮想世界へ入れる…