「ふしぎ 短編」を含む小説

僕は国を作った。心の中にだけある国だ。1年3組のみんなが国民で、大人にはないしょだ。絶対に言っちゃダメだよ。

砂漠の真ん中に建造された巨大な監獄。囚人と看守たちのみが暮らす町にはじめて記者が入る。そこで見た意外な真実……

「絶対に開かない箱」が発売され人々はさまざざまな物を入れる。人々はそれで満足した。はずだったが……。

部屋選びは大変だけれど、いい部屋を見つけたらうれしい。

天気予報はすたれAIの不調・機嫌を予報する世界。一台のタクシーの物語。

時間に正確なテト氏。あまりにも正確だから人々は時計を買わずテト氏に人生を合わせはじめて……

安くておいしい究極の食べ物〈イル〉。わたしたちはそれを毎日食べます。そうして、こうなりました。

わすれものの町に降りたった僕は、わすれもの保管所にやってくる。そこで、わすれものの傘がどうやってここにやってきたかが語られるが……

こんなに美しい木があっただろうか。

われわれは「その国」を知覚できない。だから「翻訳の国」が必要なのだ。

【完結作品・ヌル〜い短編です】 泳げないのに、先輩目当てで水泳部員になった川原美津季（かわはらみづき）。 泳ぎは一向に上手くならず、明日はいよいよインハイ目指しての計測会。 部内…

とある県のとある市内にある喫茶店。 そこにはいつも通りの風景がある。 自主登校拒否中メンヘラ美少女ミドリちゃんがオレンジジュースを飲み、３０代にも関わらず店員としてアルバイトす…

一月、ちょっと想像できないほどお腹を空かせたオオカミは、森の入口で知り合いのクマに出遭う。 「ところで、知ってるかい、この森はふしぎの森なんだ。今夜は、奥にいけばいくほど、ちょっ…

心身ともに疲れ切った主人公は、ひとり夜の森へ入っていく。 星がよく見えるいつものお気に入りスポットへ向かうも、途中で異様な雰囲気が漂う場所を見つける。 近づいてみるとただの小屋で…

幼いころに事故に遭った影響で両足が機械となった男は、過去を変えたいと強く願い、ついに時ヶ島への招待状を手にする。 まだ足がついている過去の自分を見て、どうにかしようと思い行動する…

ありすにとって、ロビンは家族で、最高の友だち。 けれど、旧型モデルのロビンはあるとき不調を抱えはじめてしまう。 『彼とずっと一緒にいたい』そう強く願うありす。 ロビンの決断とは―…

「ねえ。PCのケースに猫を入れたら量子コンピュータになるんじゃない？」 　ちょっぴり怪しげな科学の知識を持った友だちの亜鳥衣（あとい）が、突拍子もないことを口にした。 　その奇抜…

――これは、 はるか遠い未来で紡がれる、ふたりの「ニンゲン」の悲しき“哀”の物語である。 アダムとイヴは、その世界で互いを求め合い、愛し合う。 しかし……。 やがて、ふた…

SF（すこし・ふしぎ）なドッペルゲンガーラブストーリー。 一緒に住んでいる恋人、深水紗希にプロポーズしようと準備をしていた聖は、家に帰るともう一人の『紗希』がリビングで眠ってい…

角川つばさ文庫より発売中の『ふしぎアイテム博物館 変身手紙・過去カメラほか』の新作ストーリー。 不思議な力を持つ道具が展示されている、ふしぎアイテム博物館。 その館長にして謎…