概要
量子のゆらぎに、少女たちの心もゆれる。
「ねえ。PCのケースに猫を入れたら量子コンピュータになるんじゃない?」
ちょっぴり怪しげな科学の知識を持った友だちの亜鳥衣(あとい)が、突拍子もないことを口にした。
その奇抜な発想に、なぜか共通の友だちの瑠流(るる)もノリノリ。
ぴりかは呆れながらも彼女たちに付き合うことになるのだが……。
※怪我や破損の原因になるので、PCケース内へ猫を入れることは絶対にやめてください。
参考文献
カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』 2021年、NHK出版
日経サイエンス 2023年12月号
ちょっぴり怪しげな科学の知識を持った友だちの亜鳥衣(あとい)が、突拍子もないことを口にした。
その奇抜な発想に、なぜか共通の友だちの瑠流(るる)もノリノリ。
ぴりかは呆れながらも彼女たちに付き合うことになるのだが……。
※怪我や破損の原因になるので、PCケース内へ猫を入れることは絶対にやめてください。
参考文献
カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』 2021年、NHK出版
日経サイエンス 2023年12月号
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!君にも出来る! 簡単シュレディンガー実験。その行く末は……?
すごく楽しいSFを読んでしまった。
まずはそう表現したくなる、ポップでダイナミックな魅力のある作品でした。
ぴりか、亜鳥衣、瑠流の三人は放課後の時間に「シュレディンガーの猫」の実験について話し始める。
有名な逸話として、シュレディンガーの猫というのは、「生きている状態と死んでいる状態が共に存在する」ということになっています。
それが具体的にどういうものなのか、三人であれこれ可能性を話し始めたことから物語は始まります。
「観測さえしていなければ、量子力学的に二つの可能性が存在するのか?」
「猫が箱に入っていなくても、猫の皮の下がロボットかもしれないと考えれば、皮が箱の代わり…続きを読む