「#記憶 #司書」を含む小説

イントロダクション: 「ラベルのないテープ」 時が忘れた小さな図書館、過去の響きが隅々に響くその場所で、若い司書リョウは異様な物体と出会う。それはラベルのないVHSテープ。単な…

不定期連載。 暗闇に包まれた巨大な図書館。その最下層で少年は目覚める。記憶はなく、ただ確かにここが自分のいた場所であるという感覚。古い本と木の匂い。空の書架。光を放つ石のランタン…

私たちの記憶はどうやって保管されているのでしょう？それはきっと書庫の様に。そして一人一人に司書がいるのです。

地球帝国――約２０００年前、人類が移住した惑星に存在する国。 そこは魔族と呼ばれる先住種族の脅威と隣り合わせの国であった。 そこに住む士族の青年・藤井大河は「ネメアの獅子」の魔力…

ーーーー記憶喪失の彼が目覚めたのはスキルやステータスが存在する剣と魔法の世界。 　主人公は魔物から逃れるため、湖畔にある小さな町へ逃げ込んだ。出会ったのは陽気な親父デリックと…

コロナ禍の二〇二二年・秋。 才川夏未（さいかわなつみ）は七年間の編集プロダクション勤務を経て、十八年前の二〇〇四年にフリーランスの編集者兼ライターとして独立した。これまで、生活に…

　私立アンジルス学園はちょっと変わっている。 　それは、小学校と中学校が一つになった小中一貫校だということ。 　そして、選ばれた生徒だけが通う『魔法塾』の存在―― 　合宿の夜…

　幼い頃から姉と共に司書になる夢を持っていた円野湊。 　とある事故で本に埋もれ、そこで記憶が途切れる。 　次に覚醒した時には、異世界にて魔導司書であるフランゼルとして転生していた…

ケイロス・アーシアは、12歳の魔法学院入学時に前世の記憶を思い出した。自分は、地球人の生まれ変わりだった！　32歳の知識と経験を得て、3年間座学と実技と魔法の修練を積んだケイロス…

時は明治十九年。日本、東京。 主人公・薄墨界は父親の営む何でも屋として活動していた。と言っても父親・博文の右腕と言う、補佐的な仕事ばかりだった。しかし、九月十六日。何でも屋に手紙…

世界中の人の記憶を、本の形を取って保管している「想い出図書館」。 今日もまた、記憶を想い出すために足を運ぶ人がいる。 司書兼館長代理である狩野頼鷹は、そんな人たちを優しく出迎える…

「本さえあれば他に何も要らない」 「アナタさえいれば他に何も要らない」 自他共に認める本の虫・明智宗太(アケチ ソウタ)。 読書にしか興味がなく、最近まともに話したのは妹ただ一…

上司のBLを応援する主人公×主人公に想いを寄せ外堀を埋めていく上司のすれ違いラブコメディー。 シエナ・フェレメレンは幼い頃に前世の記憶を思い出す。彼女は前世で仲の良かった友だち…

バーチャル空間〈フィルネット〉にアップロードされた“名無しのバックアップ”、ジョン。アップロードの過程で何らかのバグに見舞われ、記憶がない。 図書館〈フィルビヴロ〉司書のザケリア…

大学の図書館で司書として働く美也にはふたつの秘密があった。 ひとつは『都』という名前で生きた前世の記憶があること。 もうひとつはレズビアン風俗のデリヘル嬢として働いていること。 …

終末の地にて、人はあらゆる興味を失ってしまった。 そんなある日の事。街の中心に聳える楼塔を目の前に、その朧げな美しさに心惹かれた一人の少女は、塔の最上階へと誘われるようにして足を…

　データの本が主流となった２０XX年。図書館古本課は、紙の本の管理、処分を任されていた。また本に限らず図書館には、音楽や映像、個人情報までもが集められている。次にデータとなり保存…