「#抜け殻」を含む小説

十歳の夏。兄が物言わぬ抜け殻になって帰ってきた。 兄になにが起こったのか。真相を突き止めるために晃生は兄が入学した御酒草学園の特待生になる。 そこで晃生を待ち受けていたのは立場ご…

『第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部』短歌・二十首連作部門

「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部」二十首連作部門の応募作品です。楽しんでいただけたら幸いです。 『天翔ける』とは空高く飛ぶこと。『足を空に』とは足に地がつかないほど…

ある日の学校で、美しいセミの抜け殻が発見される。 宝石のように煌めくそれに、子供達は魅了された。 そして誰もが気になった「あの抜け殻から羽化したセミは、どれだけ美しいのだろう」と。

※※※暴力描写あります※※※ 真っ暗闇の人生に舞い降りた女神のような彼女は本当に可愛いかった。今もずっと大好きだよ。

大学生の橘(たちばな)は、自分は空っぽなんだと、沈んだ気持ちで大学生活を過ごしていた。 周りから見る「充実」と空虚な自分に苦悩している中、 卒業する大学の先輩から、乗らなくなった…

不慮の事故によって家族を失った中学生、笹倉芳人。 引き取られた親戚の家でも学校でも平穏はなく、親戚一家には厄介者扱いをされ、学校では虐められて過ごしていた。 端麗な顔立ちの芳…

庭の木陰で、年をまたいだ蝉の脱け殻を見つけた。 中身を無くしても変わらぬ形を保ち続けるその脱け殻は、まるでわたしのようだと、自身を笑う心すら、もう残ってはいなかった。

あれは三歳のころのこと――蛇の抜け殻を見た日から 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

年齢40歳。無気力、無職、そして酔っ払い。 無造作に伸びた髪と無精髭がより悲壮感を漂わせる男の名は『ジンフリー・ドミナトル』 彼は今日もまた朝から晩まで浴びる程に酒を飲んでいた。…

伝説のインディーズバンド「ドット虚無（コム）」の解散から2年―――バンドの大ファンだった上条海鈴は、抜け殻と化していた。 大学を出て社畜生活3年目、この世は苦海浄土、金なし・色…

「それじゃあ、退職日は6月末に決まったから。お疲れ様」 仕事上のミスをきっかけに会社を退職した〈私〉。 燃え尽きて抜け殻のような日々を過ごしている時に、ふと旅に出ることを思い立…

いつからだろうか。僕が生きるふりをする、つまらない枯れた人間のようになってしまったのは。 　何を見ても面白いと感じず、楽しいということも年月が経つにつれて減っていってしまった。 …

過去に別アカウントで作成したものです。 ”幕開け”は２時に抜け殻 ”経過”は４時に

　二十一世紀の地球に突如魔王が現れた。 　人類に対して一方的に娯楽への参加を通告。世界は変化させられた。 　ルールは次の通り。 　生活していると突然魔界に転送される。 　そこでは…

＊あらすじ＊ 横山羽里は派遣社員として働く傍ら、気ままにお一人様を満喫する三十路オタク喪女。 異世界に召喚された女子高生が聖女となり、イケメン騎士たちと魔王を封印する戦いに身を投…

私の知る異世界やファンタジーは、小説やゲームで知り得るものばかり。 そんなある日･･･ 熱中症と脱水症状で倒れ、救急搬送され、そのまま意識朦朧で目が覚めると そこはよくあるシチュ…