「なんですか？」を含む小説

おちゃらけた盗賊職の冒険者、イリシャ。 そして真面目かつ適応能力の高い軍人、クルガ。 一見正反対の二人が謎の大迷宮で出会い、世界が動き出す。 誰も知らないその迷宮は、いったい何を…

　俺には幼なじみがいる。曲がり角を歩けばイケメンにぶつかり、何故かいきなり「ふーん、おもしれえ女」と言われることもある、ヒロイン体質女子だ。そのヒロイン体質故、トラブルに巻き込ま…

カフェ「ピアニッシモ」の新人アルバイト・大津は、どんくさく、これまで様々なミスをしてきた。 一度はアイスコーヒーを常連さんの頭からぶちまけたこともある。 今ようやく言えるようにな…

　俺、斎藤大介という男は現在、この人気のない場所にあるBarで働いている。 　なぜこの場所で働いているかについてはもちろん、あの有名な芸能事務所の社長からクビを宣告されてしまった…

「ダンジョン配達人なんて、クソみたいな仕事だろう？」 「荷物を運ぶだけの腰抜け……冒険者に分類されるのも、おかしな話だよなぁ」 そんな風に揶揄される、ヴァルクランド共和国のダ…

人間ってどうしても誰かと比べたりしてしまうもので、時にはそれによって傷つくこともあるでしょう。そういうのを解決してくれるのも、伝統なのかもしれません。それが今は簡単に入手できる世…

以前、ドイツ帝国議会の議事録を読んでいたら、「サムライ」という単語をみつけてびっくりしたんですが、そのことについてエッセイをかいてみました。

記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を…

アズリアは幼少期に魔法で事故を起こしてしまい家族を亡くしていた。そのトラウマからか魔法使いの素質があるにも関わらず魔法をうまく使えないでいた。 アイデンティティも生きる意味さえ…

最近自分がなんで鬱になったんだろうと思え返し、それを振り返るためにこれを文にしました。 よみたくない方は読まなくても全然いいのですが、これは私の思い出を捨てるために書きました。 …

学校からの帰り道、十年来の友達に突然｢俺は人間じゃないんだ｣と告げられた。 読んでくださる全ての方へ──短い物語お届けします。どうぞ楽しんでご覧下さい。

ある世界のある村の、そこまた、ある一匹のスライムがいた…そのスライムは自分が大好きでやまない物語の本「マーラの大冒険」に憧れ、人間になりたいと願う。その時…スライムの体に異変が……

時は平安時代。 言わずと知れた『源氏物語』の主人公、光は元服を控えた十二歳のある日、夢でひとりの男の人生を描いた物語を見る。 たくさんの女性と恋に落ちるも、満たされない男はやが…

極悪人を追いかける主人公。 建物への侵入、窃盗、殺人なんでもありな犯人。彼に犯人を捕まえることはできるか

魔王リューレリアが魔王の座を降りることを余儀なくされ、次期魔王は味方がいない状態に陥る。味方がいない次期魔王は暗殺対象となる。暗殺されかけ、それをなんとか阻止したが致命傷を負わさ…

昔の話を聞かせるだけでいのか？ 構わないけど、どうせならちょっと奢ってほしいね。 そうだな、あそこでいいや。ちょっとお高いあの店でちょっとばかし奢ってくれや。 金はいいや、大した…

　えー。 　人というものはいずれ死ぬもので御座います。 　その違いというものはいつ死ぬか、どう死ぬかぐらいでありましょう。幼い頃に命を失って賽の河原に往く子あれば大往生を遂げ…

文芸部って何をする部？ ――先輩のうんちくを聞かされる部です…… ほかにすることあるだろ ――だから何でもかんでも小説にするんです

俺は高校からの帰り道、彼女と手をつないで歩きながら雑談していた。