「ただわたしだけが」を含む小説

わたくしが西オンリー一切苦舎利子、というのは本当かもしれない。

会社の隅にサボテンが飾ってある。 アドレスフリー。いつの間にかいわゆる“島”と呼ばれる固定席制度はなくなった。 出社するもしないも自由、出社してどこに座るかも自由。 それなのに、…

クラスメイトの野田くんにずっと片思いしてるわたしの日常は動き出した黒猫人形と共に崩れ落ちた。 狂気と無意味、そして愛を巡る物語。

「ちょっとまって、初っ端からSAN値直葬なんですけど！！！！」 目覚めたら深淵(さいご)。 世界を破滅させようとした魔王の生まれ変わりとして転生した少女が、世界の地下・深淵に棲…

　その年、航空自衛隊は戦闘機パイロットの門戸を女子に開いた。 　CAとなる夢を失った女子高生、天辺星華は、ふとしたことから「パイロットはどうなんだろう」という考えを抱いた。だがそ…

遠い未来 終わりの近いこの惑星で紡ぐ小さな旅路

---その日以来、あなたはわたしのおまもりになった。 かけることばも、くれるものも、なにもかもたいせつで。なくなっていいものなんか、ひとつもなかった。 それなのに、どうしてなみだ…

　薫（カオル）は、幼馴染である隆二（リュウジ）君と結婚してこの間、子供が産まれた１児の母。 　彼は、私たちの子供が産まれた後、変わってしまった。子守をお願いしても、あまり積極的…

作者による、作者のための、作者うけするはなし。 ＊小説ではありません。

【宣伝広告】『わたしはピンクグレープフルーツみたいな空と言ったけど、彼女はセックス・オン・ザ・ビーチのようと表現した空は、すぐにブルームーンのような色になった。』─────で、は…

記憶にすら残っていない父が、亡くなった。 葬儀に間に合わず途方に暮れた彼女は、河川敷近くの公園まで歩いた。 そこにいたのは、どこかで見覚えのある男の子だった。 男の子とした約束。…

電車に乗れなくなった主人公のはなしです。 誰かに共感やどこか励みになると嬉しいです。

「どうして異世界にジャガイモなんてあるの?」 と疑問に思っているみなさん。 「そういうスキルを持っているヤツの仕業」 だってどうして想像できないんです？ 異世界作品に頻繁に出没す…

　世界樹が燃え尽きた。小さいとは言えどひとつの世界を司る神だった世界樹。最期は根元に抱えた世界と共に塵芥となった。 わたしはもう何も感じないよ、何よりも大切だったのに。 俺は胸が…

あらすじ 平民である翠月(すいげつ)は王宮からの使いにより王宮へと連れられる。そこで王宮付きの星読み、月読に、これから世子の許嫁になることを告げられる。世子は世子の座を嫌い、王…

援助交際を続ける彼女は、そして今日も穢れていくのだ。

百合とホラーの組合せが好きなので書いてみました。 ただの女子大生の虹子。虹子を一月一日に殺すと予言されている幼女。オカルトマニアの女子高生。色んな女の子が登場します。 ※この…

誕生日コンプレックスを最近認識したわたしと旦那さんの話。少し脚色してありますが実話です。 誕生日の「おめでとう」ほど嬉しいものはない、かもしれません。

『わたし』と『みゃー子』。 幼い頃から共に成長してきた2人は、訪れたお別れの日に何を伝え、何を願うのでしょうか？

　異世界で出会った狐面の少年。連れていかれた村で起こる怪異。 　未咲は異世界の村に渦巻く愛と憎しみの因縁と対峙する――。 ※若干ホラー。残酷描写をする可能性があります。