「君の〇は。」を含む小説

　わたしはわたしを滅ぼすために作られた。 　産まれた理由はそれだけ。 　いつか訪れる世界の崩壊を、自分の手で引き起こさないために、自分のクローンたちをすべて葬った後、この命も終え…

シュミレーション通りに、遠藤君にバナナミルクを渡すことができた。 有紀も佳織も、私の説明に一応は納得してくれたみたい。 　 　 「安藤さんと遠藤君」⑥

長編小説『君がいる憧れの海へ』をテーマにした『Aquarium』を含む、中学〜現在にかけて制作した詩15篇を収録。自信作は『Night's Pops』『世界の鼓動が聞こえる』『タ…

２０２４年３月１７日（日）名古屋市守山図書館にて開催された創作ワークショップのレジュメおよび、参加者の方々の原稿および感想（評など）です。許可をいただいたもののみを紹介しています…

侯爵令嬢であるエレオノールは皇太子の婚約者であった。しかし、妹が皇太子に嫁ぐことになり婚約解消をされてしまう。 そんな彼女と新たに婚約を結びたいと申し出たのは公爵家嫡男アルベール…

色々な色が溶け合うと透明になる光。 でも、色が無いわけじゃなくて。 プリズムを通せば、そこには、色が溢れている。 みたいな、ちょっと不思議な詩小説となっております_(._.)_

※ファンタジーではありません。 共感覚のお話です。

君は、100色のバラが見られると思っている。 だから僕は、100色のバラを見せたい。

どちらから見るか どちらを理解するか どちらに共感できるか

ミステリ作家、淀川散歩が殺された。 現場に残された『トリあえず』というダイイングメッセージから、担当編集の伊瀬太郎が逮捕される。 伊瀬は容疑を認めるが、刑事は探偵に更なる調査を依…

気がつけば僕は電車に乗っていて、すぐ横にはよく知っている少女がいた。 忘れられない会話と鮮やかな思い出。平凡だが非凡な少女が願うこと。 ──どこでもない〈どこか〉へ。 青い空と海…

大神黎(おおがみれい)は探していた。天兎志郎(あまとしろう)を死なせないために。 KAC2024用に書いた連作短編です。 第6回目のお題『トリあえず』 結構、強引にお題のワー…

幼い頃に大好きだった女の子にプロポーズをした。 けれど、高校生になって彼女とはもう話せていない。 甘酸っぱく苦しい想いを抱えながら、少年少女たちは過去を想う。 ―― 大切だから…

「実は僕、人間じゃないんだ」から始まる切ないラブストーリー この作品は第12回空色杯、500文字以上の部の応募作品です。話の最初か最後に「実は僕、人間じゃないんだ」の一文を入れ…

幼馴染と僕の、性の攻防戦

もしかしたら、何処かに居るかもしれない働く女性のお話。 登場人物 ・鳥羽　真希：主人公。バツイチ。 ・多田　紘一：真希の後輩。営業職。

ある日の昼休み人嫌いの私は人がいない場所を求め、屋上へ向かった。そこで少女――黒崎と出会う。黒崎は自分のことを『悪い魔女』と言っていた。 変な奴に絡まれて憂鬱な気分になったが、も…

ヒトが魔剣と銃の力でモンスターと対等に戦いつつある時代。黒衣の剣士リーフはとある目的のために力ある魔剣を探していた。手に入れたのは、持ち主を悉く不幸に陥れてきた曰くつきの魔剣ギル…

教室で、魔方陣を書いていた彼女。 だけど、僕を見上げる、その頬を涙が伝う。 「私幸せになりたいの。手伝って」 そう頼まれ、一緒に青い鳥を探しに行く。 多少ザマア。

【全三話】 「君を愛することはない」 嫁ぎ先で開口一番、夫のヴィクトルにそう告げられたアルマは、「とりあえずの妻」として白い結婚の契約を結ぶ。 しかし、何だか体調の悪そうなヴィク…