「いけにえ」を含む小説

オートメーション化、IT化がすすみ、人の負担は減っていく。 このままいけば、いずれすべては機械任せにできるだろう。 私がふとそんなことを考えていると、突然猫が喋りかけてきた。

合コンで欠員が出た結果、幼馴染のイケ女子を誘うことに。 だが、彼女はオレの本命に手を出した……！

　──運命というのは非常にタチの悪いものである。 　恋を恐れているゲイ漫画家、雨宮の元に現れたのは恋する新米編集、飛鳥。出会った途端に即・求婚！？ 「先生が俺を好きになれば俺…

　蒔田皐醒は、共に在る誰かのことを歪めてしまう。 　……少なくとも皐醒自身はそう自覚して生きているのだった。 　小学校時代、皐醒をいじめの対象としていた男は高校で再開した皐醒に、…

KAC20228参加作。 　あいつは俺の憧れ、俺の光。 　それは決して絶やしてはいけない灯。 　だから、灯を絶やさぬために俺は薪を入れよう。

ブラック企業をやめ、家族のお荷物扱いだった「俺」は自分なりの再起を期して資格取得、起業を視野にいれた企画、もろもろ努力していた。 楽しみはハードな設定の没入型VRMMO。 だが、…

幼馴染のツレが、酷い目に遭ってたら、何かしなくちゃいけないだろ？ インディゴチルドレンの少年たちの物語。

なぁなぁで世話焼きの幼なじみとくっつきそうになっている病弱な女の子がこれでいいのかと不安を覚えて昔から知ってるあんちゃん(バツイチ)に相談する話。 結びの季節(恋する季節)が一年…

あと十日で私たちは子供じゃなくなる。 その前に決めなくてはいけないことがある。 事情とか思いとか、そういうのは関係なくて。

リリアン・ホワイト・ツールスハイト公爵令嬢は、わずか16歳で斬首刑にて死刑になったはずだった。目を覚ますと、死ぬ前に戻っていた。婚約者のシェル殿下は、子爵令嬢のアウローラにべった…

「それはだな。まずは俺のほうから話すよ。俺は普通のサラリーマンだった。仕事も頑張ったさ。上司からは褒められることも多かった。でもだな、会社の同僚や先輩たちは俺のこと馬鹿にしてるっ…

ただ、ひとつ、楽しみなこともある。 　それは、剣士の名家の長男が十八歳になると、護衛として来ること。その長男は我が家の後継者に、一生仕えることになる。 　私はここの後継者…

【KAC2022⑧】お題：私だけのヒーロー 先生、ついて行っちゃダメなのは、知らない人……——特にオジサンですよね？ じゃぁ、イケメンならいいですか？？

「無能のお前は追放する！」 　パーティリーダーがそう言って、俺を指さす。 「そ、そんな……」 　俺は膝から崩れ落ちた。 　今までの努力が全て無駄になった瞬間だった。 　その…

ディアナの夫は天才魔法使いだ。 生活無能力者で研究中毒者。人と違った感性の持ち主でもある。ようするにロクでもない男だったりするが、愛してはいる。 どうやら悪い魔女討伐に出るらし…

あれこれあって魔術も使える神官、ウィザード・プリーストのミリーアは諸事情あって二人の男と旅をしている。 一人は器用貧乏な三枚目、ローグ・ファイターのシャル。もう一人は寡黙な漆黒の…

僕のもとにやってきた彼女。会わないほうがいいとわかっているけれど、僕は彼女に惹かれている。でも、きちんと別れなければならない。

かつて獰猛な竜や魔物から、人々を魔術で守り抜いた宮廷魔術師。 けれど、それもいまは昔のこと。竜も魔物も去った安寧の世にその座についてしまったイオニアスは、己の魔術の使いどころがい…

寺倉篤燈は、誰かに感謝されることが絶対に無いよう、常に細心の注意を払っていた。 なぜなら彼は、ヴォーバス・セルシュリッチ・キャリュムリー・シンドロームという、十億人に一人しかかか…