概要
魔王がそんなに若い男の子の姿をしているとは思ってもみなかったわ。
「それはだな。まずは俺のほうから話すよ。俺は普通のサラリーマンだった。仕事も頑張ったさ。上司からは褒められることも多かった。でもだな、会社の同僚や先輩たちは俺のこと馬鹿にしてるっていうかさ。そんな感じな訳ですよ、そりゃ辛いよな。そしてストレス溜まって、コンビニに夜遅くに弁当を買いに行った帰りに事故に遭って死んでしまったんですよ。それで死んだ後に、変な空間に連れてかれて、そこで神様みたいな人に会って。お前は不幸な運命を辿るはずだったが特別に生き返らせようと、そういう流れになった。そして転生して新たな人生を歩むことが出来るって言われたわけ。俺は別に死にたくはなかった。もっと生きていけば何かしら楽しいこともあったはずなのに。だから正直迷わずそいつの頼みを引き受けたんだ」そう言って俺は目の前の女神を
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?