「短編 恋」を含む小説

　蜜柑はひと夏の恋をした。 　田舎に住む祖母は駄菓子屋を経営していて、夏休みの間は毎年手伝いに帰省していた。いつものように店番をしていると一人の少年がやってくる。名前は柊と言うよ…

「ごめん好きな人がいる」好きになった翔太に告白した返事が冒頭のセリフだ。 モテモテの１７年間私の人生で初めて振られた挫折。 そして翔太の彼女が巨漢女で不細工友人友人に知らされて愕…

この夏、やりたいことは何ですか？ この夏、やり残したことはないですか？ 夏から秋へと変わるとき、落とした忘れものを拾ってくれたのは、笑顔が眩しい女の子でした。 甘酸っぱい忘れ物を…

吹奏楽部のフルートである『凛』。幼馴染の『渚』。高校で再開した2人の仲は音から始まるせつない恋へ。

好きな人がいるという事は世界がより明るくよりクリアに、それでいて豊かなものになる。 自分自身のラブストーリに思考をめぐらすことは楽しいし、それでいて妄想の中では都合の良い解釈をし…

写真部女子、一眼レフを持ってうろうろして、サッカー部男子に会いました。 大人になったとき、振り返って恋だったのかなと思う、くらいの曖昧さが書きたいです。

夜、主人公は恋人がいる友人と飲み会をしていた。そして幸せの絶頂にいる友人が飲みすぎた事で介抱するために家まで連れ帰った主人公は友人の行動を見てある決意を固める。

女子高生の東雲奈月は、駅のホームにあるベンチで本を読む。 ある日、いつものように本を読んで待っていると、手に持っていたしおりを落としてしまう。 そのしおりは後ろに座っていた人の…

　高校二年の神邑（かみむら）ゆうとは、放課後の校庭に同じクラスでカースト上位のギャル系女子高生・深本（ふかもと）ちひろを呼び寄せていた。 　一年の頃からずっと好意を抱いていた…

雨上がりの匂いが好きな女性。 雨の軌跡が好きな男性。 大学のゼミでの出会いからきっかけで、お互いの趣味を共有することとなり、出かけることを繰り返していったことで惹かれ合った。…

文芸部の部員、文野夏来は部誌に載せる作品で悩んでいた。そこにクラスメートの井田美夜が現れ、サイダーの缶を夏来に渡す。

60年前のあの夏も、俺はこの道を駆け抜けた。まだプリンセスであった貴女を背負い、戦火の中をただまっすぐに。今、この肩に背負っているものは、貴女を納めた黒い棺。俺は思いだす。貴女と…

幼馴染の女二人が河原でイチャイチャしてるだけの話です。

　私・神代涼澄(かみしろすず)には、生れ付き体に悪い所がある 　ずっとお薬を飲んだり、いっぱい検査しなきゃいけない 　痛いけど、頑張る 　だって、『頑張ったら長くたくさん生…

高校生の頃、学校では友達も少なく自身も認める陰キャな男が、コンビニのバイトを始めた事から、徐々に変わって行く。 バイト先で年齢も性別も違い、価値感も違う《仲間》と出会い、恋をした…

自分が気ままに短編ラブコメを投稿します

『異世界探偵社クワツ』の社長兼探偵、オリトは、全世界一のポンコツおじさん。 　電子レンジも使えないオリトと、オリトを世話する天才のヤン少年と、かわいい犬のフヨル――そんな凸凹ト…

私はある友人ー今となっては友人と呼べるのかも分からないのだがーの手記や小説の類いを偶然手に入れた。 公開して良いものか迷ったが、自分があの人間を理解する一助を得るため、皆の意見が…

ある国にサファイアという名の女性がいた。彼女にはある呪いがかけられていた。 それを解くためには月の神子と星の神子という人々の協力が不可欠だ。 が、解呪には時間が掛かるという。焦り…

親友を亡くした長谷部雪は、親友の生きた痕跡に触れようと放課後、一週間不登校になっていた教室へ向かった。そんな中学校の人気者、瀬川翼と鉢合わせるが、いつもの爽やかな笑みではなく、酷…