「幻想」を含む小説

幸せだったはずの友人が自殺した現場に、霊感をもつ彼女と訪れる。 死んだ友人に、自殺の原因を聞くためだった。 しかし、現場に行くと、自殺した友人は、自分を自殺させた女と、崖の下で…

星野響及び相葉優樹作。湿っけたっぷり注意の無限増殖詩集。暗く果てのない夜道には、幻想の灯りも必要だって―― セット内容　嫌気がさして沈む詩 　　　　　　一緒に傘をさしてほしい詩 …

なんでもない夜。 キレイな夜空と、気まぐれ猫は、あなたに不思議なものを連れてくる。

「背と腹、どっちだと思う？」 君がはじめて話しかけてきたのは、 中学三年の三学期、給食の時間だった。 どうして今更。 -------------------------…

＜ゴシックホラー×サイバーパンク／悪夢的電脳幻想譚＞

葬式でストリップをする女とその服を拾う猿、彼らの荷物を持つ弟子のお話。 文學界新人賞三次までいったよやったー！の気持ちであげます。 お焚き上げなのでぜひ読んでもらいたいです。わ…

いつの間にか現れて、いつの間にか消えてしまう骨董屋。不思議な店主が手渡す紙風船が、大事な思い出を引き寄せる。 ※連載にしようかと思いましたが、とりあえず完結にしときます。 気が…

走り続ける。どうして、走り続けるのだろう？ KAC20212　お題「走る」

《幻想種》と呼ばれる化け物が跋扈する地球。 　 　その化け物に対抗するには魔導発動機と呼ばれる、魔法の力が必要だった。 　すでに《幻想種》を退治する《魔導戦士》として活動している…

呼び寄せた星を一年の護りとする儀式〈星呼びの儀〉に〈星呼び〉として参加することになったミーファ。しかし夜空に現れたのは、誰も予想しえなかった規模の巨星で――。降りそそぐ星と地表を…

神話に伝え聞く白銀の髪を靡かせ、一人の青年が異界に降り立つ。 　剣と魔法が織りなす新世界――ダリミル。 　そこは嘗て魔族との戦争が続き、一組の人間と精霊によって治められた平静の…

少女は少年を想う 少年が死して尚。自身が灰になっても

第３１回ゆきのまち幻想文学賞落選作品。 「ゆきのまち幻想文学賞」は、雪の持つ幻想性をテーマにした作品（原稿用紙１０枚以内）を公募しています。 直接的な雪の描写が全くなくても、「…

　怪異が蔓延る街でゴシックな死神と銀狐の少女を中心に展開する、現代怪異ファンタジー。 　女子高生「佐久野天奈」はその日、親友と休日のショッピングを満喫していた。 　しかし突如と…

夢か現か幻か。心に映った幻想の正体は―――。

鉄と書いて〈くろがね〉と読む姓があるらしいです。わたしは出会ったことはありませんが、そういう苗字に憧れますね。 寝る前にちょっと読む、みたいな感覚で書きました。 主に京都が舞台で…

日本が南方へと徐々に植民地を広げつつあった頃、現実社会での生き苦しさから逃れるためロンドンに留学していた僕は、ずっと確執を抱えていた父が危篤との知らせを受ける。急ぎ帰国するも臨終…